令和6年7月1日、東松山市は市制施行70周年を迎えます。
この節目に際して、過去の周年記念事業とともに本市の歴史を振り返ります。
■0 1954(昭和29)年
7月1日、1町4村(松山町、大岡村、唐子村、高坂村、野本村)が合併し、東松山市が誕生しました。埼玉県下で12番目の市となり、住民は大変よろこびました。10月15日から3日間にわたって行われた祝賀行事では、餅つきとチンドン屋隊を乗せた花自動車が市内を巡回し、各町内9か所に設置された屋台舞台で、はやし、かぐら、曲芸などがにぎやかに繰り広げられました。
また、同年9月13日、市章が一般公募で、応募総数1,210点の中から、市内在住の小澤久生(おざわひさお)さんの作品に決まりました。
○市章の由来
マツヤマの「マ」を三つ組み合わせ、全体的に「東」を形作り、中央から三方へ分かれる線で「山」を表しています。更に、突き出た三線は「人」も表しています。
一本でも欠けるとバランスがとれなくなることから、お互いに支え合い、協力しながら東松山市をつくっていこうという願いが込められています。
■10 1964(昭和39)年
10月1日から5日間、市制施行10周年記念行事が東松山まつりと共に盛大に行われました。10月1日には、市制施行10周年及び松山第一小学校の落成祝賀会が新装となった松山第一小学校の体育館で関係者が大勢列席のもと盛会に行われました。
また、10月3日には、街に明かりがつく頃になると、各町内会や企業などで趣向をこらしたちょうちんのついた20数台の山車が勢ぞろいし、ちょうちん祭りを見ようと近隣の町村からも人々がつめかけるなど大いににぎわいました。
■20 1974(昭和49)年
5月1日、松山中学校の体育館で市制施行20周年記念式典が開催されました。5月3日から5日までは市役所前庭のお祭り広場でのいろいろな催しや祝賀パレードなども行われ、連日多くの人々でにぎわいました。
また、市制施行20周年を記念して市の木として「松」、市の花として「ぼたん」が制定されました。選定にあたっては市民投票を行い、いずれも投票数の7割以上を獲得した「松」と「ぼたん」に決定しました。木の候補はほかに「イチョウ」「ケヤキ」「ナラ」などがあり、花の候補は「ツツジ」「ヤマユリ」「フクジュソウ」などがありました。
■30 1984(昭和59)年
11月1日、東松山文化会館(現在の東松山市民文化センター)に1,000人余りの参加者のもと、市制施行30周年記念式典が行われました。アトラクションとして記念映画「伸びゆく東松山」の上映なども行われ、式典に花を添えました。
翌日11月2日から4日まで開催された第7回日本スリーデーマーチは、中央会場を第3〜6回の箭弓稲荷神社から現在の松山第一小学校のグラウンドに変更し、市民専用のゼッケンを作成して市民参加を募り、市制施行30周年を祝いました。
■40 1994(平成6)年
7月3日、東松山文化会館で市制施行40周年記念式典が行われました。市制施行40周年を記念する映画「花と緑と歩けのまち」も上映されました。
市制施行40周年記念事業としてNHK浦和放送局との共催で歌謡ラジオ番組「はつらつスタジオ505」の公開録音や市制施行40周年記念の官製はがき「エコーはがき」の作成などを行いました。
また、この年には唐子地区体育館や北地区市民活動センター( 現在の平野地区市民活動センター) もオープンしました。
■50 2004(平成16)年
7月4日、市民文化センターで市制施行50周年記念式典が開催されました。
また、同年10月10日には市民文化センター、中央公民館(現在の松山市民活動センター)、岩鼻運動公園の3会場で市制施行50周年記念「市民祭」が行われ、家族連れなど大勢の皆さんが会場を訪れ、様々なイベントを楽しみました。「市民祭」は子どもから高齢者まで多くの皆さんが楽しんでいただけるよう「学ぶ」「遊ぶ」「楽しむ」をテーマに市民参加のお祭りとして開催されました。
■60 2014(平成26)年
11月9日、市民文化センターで市制施行60周年記念式典が開催されました。比企交響楽団の演奏、市に寄附いただいた書や絵などの展示も行われました。
また、市制施行60周年記念事業として市制施行60周年記念ロゴマークの作成や自治会の皆さんの協力による「花壇に花文字で60を描こう!」のほか、NHKのテレビ番組「ごきげん歌謡笑劇団」の公開収録なども行われました。
■70 2024(令和6)年
○そして市制施行70周年へ
令和6年7月1日、東松山市は市制施行70周年を迎えます。これを記念して、6月30日(日)に市民文化センターで市制施行70周年記念式典を開催予定です。
また、市制施行70周年記念誌や市史の刊行をはじめとする様々な記念事業を実施するための準備を進めています。具体的な事業内容等は、随時、市広報紙や市公式ホームページなどでお知らせしていきます。
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