【総合計画 6つのまちづくりの柱】
◆1 子どもたちが健やかに成長する学びのまち
○安心で楽しい子育て環境づくり
こども・子育てに関する各計画を包括する「第3期こども夢プラン」を策定し、こども・子育て支援施策を総合的に推進します。
また、リフレッシュチケットでは、利用できる子育て支援サービスを拡充するとともに、0歳児を養育する保護者が利用できるよう対象者を拡大し、在宅で子育てをしている家庭の育児負担の軽減を図ります。
こどもの貧困対策や地域交流の拠点としての役割を果たしている「こども食堂」に対する補助制度では、地域に根差した安定的な活動ができるよう支援を継続します。
○乳幼児期における支援の充実
第2子以降の保育料無料化について、令和6年度から認可外保育施設も対象に加えます。月額の上限を設けたうえで、所得状況に関わらず、0歳児から2歳児までの在籍児童を対象に実施します。
また、保育人材の確保を図るため、市内の保育所、認定こども園、小規模保育事業所等で新たに就労する保育士の奨学金返済に係る補助を継続します。
さらに、物価高騰対策として、保育園等の給食や放課後児童クラブのおやつに使用する食材費の高騰分を引き続き市が補填することで、給食等の質の維持につなげます。
○学校教育の充実
統合型校務支援システムの導入など、小・中学校のICT化を強化し校務の効率化を進め、教員が児童生徒に向き合う時間の更なる充実を図ります。
また、多様な教育ニーズに応えるため、ふれあい教室指導員による学習支援や公認心理師による相談体制を拡充し、児童生徒一人ひとりに向き合った教育支援に取り組みます。
○教育環境の整備
校舎等の建築物や敷地内の工作物について、有資格者による点検を引き続き実施し、適切に校舎等の修繕や改修工事を行うとともに、施設の管理水準の統一化や予防保全的修繕につなげる手法として、学校施設の包括管理業務委託の導入に向けた準備を進め、良好な学校環境の確保を図ります。
また、快適な学習環境づくりを推進するため、校舎や体育館照明のLED化を進めるとともに、学校プールの老朽化対策の一つとして、市内の民営プールを活用した水泳授業をモデル的に実施します。
学校給食については、引き続き食材費の高騰分を市が補填することにより、給食の質を維持します。
◆2 誰もが自分らしく輝ける健康長寿のまち
○健康づくりの推進
こどもの弱視の早期発見・早期治療につなげるため、3歳児健診において専用の機器を導入した視力の屈折検査を実施します。
また、「埼玉県コバトン健康マイレージ」は、令和6年度から新たな健康アプリを活用した「コバトンALKOO(あるこう)マイレージ事業」にリニューアルされることから、本市でも当該事業を活用し、ウォーキングの取組による市民の健康づくりを推進します。
○市民病院の充実
急性期医療を主体とした中核病院を目指し、医師をはじめとする人材の確保と病院の施設整備を進め、救急医療体制の強化や脳卒中・神経難病等の疾患に対応する高度専門医療体制の強化を図ります。
また、団塊の世代全員が後期高齢者となる2025年以降、医療・介護のニーズが更に高まるため、地域の回復期・慢性期医療機関や開業医、介護施設等と連携した医療提供体制の構築を進めます。
○地域福祉の推進
災害時の避難行動要支援者の避難支援及び福祉避難所については、関係機関との連携を図りながら、個別避難計画の作成を進めるとともに、防災訓練で検証を行うなど、更なる実効性の確保に取り組みます。
また、成年後見センターの機能を拡充し、市民後見人の養成講座を開始するとともに、成年後見制度の普及啓発や相談、手続支援を引き続き行います。
○社会保障の充実
生活困窮者自立支援制度については、住まい・就労・家計改善・学習支援など、丁寧かつ包括的な支援を継続し、関係機関と連携を図りながら生活困窮者の早期自立に取り組みます。
生活保護制度については、最後のセーフティネットとしての役割を踏まえ、迅速な対応はもちろんのこと、的確な調査や就労支援等により適正な保護の実施に取り組みます。
また、国民健康保険を持続可能なものとするため、「埼玉県国民健康保険運営方針(第3期)」に基づき、引き続き税収の確保や医療費の適正化を進め、制度の安定的な運営を図ります。
○高齢者支援の充実
高齢者がいつまでも自分らしく住み慣れた地域で安心して暮らすことのできる社会を目指し、「第9期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」に基づき、医療と介護の連携強化、生活支援体制の整備、認知症施策の推進を柱とする地域包括ケアシステムを更に進めてまいります。
「心のこもった地域福祉プロジェクト」は、引き続き全庁的に取組を進め、市民への周知やいつでも参加できる体制を強化し、高齢者の「楽しみたい、働きたい、貢献したい」という思いの実現を支援します。
また、各種事業への参加をポイント化する「いきいきパス・ポイント事業」は、対象事業を拡充し、高齢者の健康づくりや介護予防への意識向上につなげます。
○障害者支援の充実
埼玉県が開催する手話通訳者養成講習会に参加する方への補助制度を創設し、手話通訳者の養成を促進することで、手話言語の普及啓発を進めます。
また、日中一時支援事業の対象事業所として、医療的ケアが可能な生活介護事業所を新たに加えることで、医療的ケアが必要な障害者の日中の通い先を確保します。
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