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ひがしまつやまキッズ集合(しゅうごう)!おしえて『文化財(ぶんかざい)』

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埼玉県東松山市

■若宮八幡古墳(わかみやはちまんこふん)~古墳時代(こふんじだい)の技術(ぎじゅつ)~
若宮八幡古墳(石橋(いしばし)・埼玉県指定史跡(さいたまけんしていしせき)は今からおよそ1,450年前(ねんまえ)(6世紀後半(せいきこうはん)につくられた権力者(けんりょくしゃ)のお墓(はか)です。
上空(じょうくう)から見(み)ると丸(まる)い形(かたち)をした、円墳(えんぷん)と呼(よ)ばれる形の古墳で、大(おお)きさは直径約(ちょっけいやく)34メートルあります。
この古墳最大(さいだい)の特徴(とくちょう)は、横穴式石室(よこあなしきせきしつ)と呼よばれる、遺体(いたい)を埋葬(まいそう)した石造(いしづく)りの部屋(へや)が崩(くず)れずに残(のこ)っている点(てん)です。古墳の側面(そくめん)に入口(いりぐち)があり、中(なか)には前室(ぜんしつ)・玄室(げんしつ)とよばれる二(ふた)つの部屋が連(つら)なっています。壁(かべ)の石(いし)をあえて互(たが)いにかみ合(あ)うように、天井(てんじょう)に向(むか)かって窄(すぼ)まるドーム状(じょう)に積(つ)み上(あ)げることで、天井(てんじょう)の石とその上(うえ)の土(つち)の重(おも)みを分散(ぶんさん)させ、部屋が崩(くず)れないように計算(けいさん)されています。さらに石室全体(ぜんたい)を粘土(ねんど)で覆(おお)うことで、かぶせた土の水分(すいぶん)が入(はい)り込(こ)んで石室内(ない)が劣化(れっか)するのを防(ふせ)いでいます。古墳時代の高(たか)い技術を知(し)ることができる文化財です。

問合せ:埋蔵文化財(まいぞうぶんかざい)センター
【電話】27‒0333【FAX】27‒0334

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