横瀬町長
富田 能成(よしなり)
皆さん、“グリーンインフラ”って、聞いたことありますか?この言葉を初めて政府が使い出したのが2015年、続いて2021年3月に国土交通省がグリーンインフラ官民連携プラットフォームを立ち上げたあたりから、広く知られるようになってきた言葉です。
“グリーンインフラ”とは、「社会資本整備や土地活用等において、自然環境が有する多様な機能を活用し、持続可能で魅力的な地域づくりを進める取組み」と説明されています。もっと簡単に表現すると、「人と自然が共生する魅力的な地域づくり」でしょうか。横瀬町は、現行の第6次横瀬町総合振興計画の第6の柱「景観環境づくり」の中で、「自然を大切にし、身近に自然を感じることができて暮らしやすい住環境が整った、自然と共存する暮らしをはぐくみます」とうたっています。まさにグリーンインフラの考え方と当町の進めてきた町づくりの考え方はぴったり一致しています。
今年の6月、国土交通省が「先導的グリーンインフラモデル形成支援」の重点支援4団体を発表しました。横瀬町は、熊本県、さいたま市、杉並区、とともに重点支援団体として名を連ねました。全国から選ばれた4団体の中で、小規模自治体は当町だけです。当町が有する豊かな自然環境、住民との協働や官民連携実績の広がり、進捗してきた中心地づくりなど、当町の進めてきた町づくりに同省は可能性を感じてくれているようです。同省の支援をいただきながら当町らしいグリーンインフラの活用を検討していきたいと考えています。町全体を、人と自然が共存し魅力ある町にすることを目指して、まずは中心地づくりからグリーンインフラをいかしていくこと、その前にグリーンインフラをよく学ぶことから始めていきます。皆さん、どうぞご期待ください!
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