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自治体の皆さまへ

新年のご挨拶

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埼玉県毛呂山町

令和6年、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。町民皆様におかれましてはご家族お揃いで新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
令和2年より世界中の人々に脅威をもたらした新型コロナウイルスは、昨年5月に感染症法上の2類から5類へと変わり、全国的にもコロナ以前の行政運営へと動きだすことができた令和5年となりました。
新型コロナウイルスの感染拡大に対応するため、令和3年4月27日から現在まで、埼玉医科大学病院と医師会他、町内医療機関のご協力により、集団接種および個別接種を実施していただき、今日を迎えることができました。
これもひとえに本町が「医療と福祉の町」と言われるとおり、医療機関と町との連携は元より、多くの町民皆様のご理解とご協力の賜たまものであり、町を代表いたしまして心より御礼を申し上げるところです。
また、コロナによって落ち込んだ地域経済と物価高騰対策として、令和5年度では、子ども医療費支給対象者を15歳から18歳への年齢拡大をはじめとして、保育所等給食副食費の半額補助、小中学校給食費の半額補助、農業生産者支援事業、キャッシュレスポイント還元事業、高齢者に対する商品券配布事業など幅広い支援事業を進めることができました。

■「健幸づくりのまち宣言」について
毛呂山町では、住民一人ひとりが世代や障害の有無に関わらず、健康で幸せに暮らせるまちを目指すとともに、その理念を町全体で共有するために、令和5年3月27日に「健幸づくりのまち宣言」を行いました。
「健幸づくりのまち宣言」を具現化するため、新型コロナウイルスに対する協力体制と同様に、本町の強みでもある埼玉医科大学グループとの連携を強化し、これからの超高齢社会での「介護予防」への体制を整える取組とすることができました。
令和5年度の実施事業として、埼玉医科大学グループの協力による健幸ウォーキング事業を実施しました。また、町内に10か所のウォーキングコースを設置、町内の公園への健康遊具の設置などを実施することができました。

◇毛呂山町健幸づくりのまち宣言
わたしたちのまちは、歴史が香る緑豊かなまちです。
この緑豊かなまちで、健康で生き生きと、心豊かに人生を送ることがわたしたちの願いです。
わたしたち一人ひとりが協力して、健康で幸せに暮らせるまちを目指し、毛呂山町を健幸づくりのまちとすることを宣言します。
1 緑豊かな自然を感じて、歩くことを楽しみます
2 健康的な食生活により、元気な身体を保ちます
3 自分を大切に、心と身体を休め、笑顔で生活します
4 社会活動に参加し、世代を超えた人と人との絆を深めます

■川角駅周辺整備に大きな一歩南側「学園口改札」完成
東武越生線の川角駅ですが、駅舎南側に「学園口」という新しい改札口が設置され、令和5年11月17日の初列車より使用が開始されました。
川角駅の南側には、城西大学、明海大学、日本医療科学大学の3大学があり、今まで朝の通学時間には一つしかない東口改札を、大勢の学生が踏切を通過するため、非常に危険な状況でした。
今回、既存の改札口を閉鎖することなく、新たに学園口改札を増設することによって危険な状態が大きく改善され、併せて学生の多くが町道を分散して使うことで、下川原地区で長く懸案(けんあん)となっていた生活道路における混雑も緩和に向かっています。
新たな学園口改札につきましては、東武鉄道と城西大学が協定を結ぶことによって、城西大学が工事費を負担し、町からの費用負担が発生しない形で進めることができました。
今後は、南側の駅前広場およびアクセス道について整備を進める所存ですが、地域の皆様のご理解とご協力をいただけるように、全身全霊で取り組んで参ります。

■進出企業が順調に操業開始
毛呂山町には、数年前から企業進出が続いており、令和5年には東部地区においてリネン企業の「(株)トーカイ」が操業を開始しました。
また、第二東部地区に進出したオリックス不動産(株)の物流倉庫では、「角田無線電機(株)」が操業を開始し、同じく第二東部地区に冷凍倉庫「(株)Y HOLDINGS」の建設工事が進められております。また、飯能・寄居線バイパス沿いの南部地区では「入間開発特定目的会社」による物流倉庫の建設が急ピッチで進められ、令和6年3月の完成を目指す報告を受けております。
それ以外にも、数社の企業から毛呂山町に進出したい旨の話が来ており、今後も雇用の創出と税収確保のために企業誘致に全力で取り組んで参ります。

■町レクから新しく「スポーツフェスタもろやま」へ
50年以上にわたり毛呂山町のコミュニティづくりの一役を担っていた町民レクリエーション大会ですが、新型コロナウイルスの感染拡大によって3年間中止を余儀なくされました。
第56回となる町レク開催に対しては、3年というブランクがあり、各行政区の役員の負担は計り知れないことから、町レク実行委員会において検討した結果、「新しい自由参加型で、子どもから高齢者まで楽しめるフェスタ(お祭り)が望ましい」となり、「健幸づくりのまち宣言記念事業 スポーツフェスタもろやま」として開催いたしました。
当日は、早朝に雨が降り開催が危ぶまれましたが、その後、天候が回復し、協力をいただいたキッチンカーや物販店31店舗に駆けつけていただきました。また、体験コーナーでは、バレーボール講習、軽スポーツ体験、ストラックアウト、ヨガ体験教室など、多くの来場者に楽しくスポーツに親しんでいただくことができました。
来場者数にあっては、コロナ前の令和元年の町レクの参加者数が約3100人に対して、今回のスポーツフェスタもろやまでの来場者数が約3500人との報告を受け、次第に希薄となってきているコミュニティづくりの一助となるように、さらに検討を重ねながら「健幸づくりとコミュニティづくり」を併せ持つ大会に育てて参る所存です。
令和6年は、昭和30年に旧毛呂山町と川角村が合併して70年目を迎える前年となることから、令和6年度においては合併70周年を記念する事業を計画的に進めて参ります。
また、「広報もろやま」も、おかげさまで今月号が1000号と記念となる発刊を迎えることとなりましたが、これからも「町民皆様と町を結ぶ情報紙」として努めて参る所存です。
結びに、町民皆様のご健勝とご多幸を祈念申し上げまして、令和6年の年頭のご挨拶とさせていただきます。
毛呂山町長 井上 健次

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