■始めよう!自宅でできる『地震対策』
◆家具の固定・配置の工夫をしよう
家具などの固定が十分でないと、地震が発生した際に、転倒したり、移動して避難経路をふさいでしまう恐れがあるため、大変危険です。
『寝室には物をあまり置かない』、『出入り口付近に倒れて避難経路をふさでしまうような大きな家具を置かない』など家具の配置を工夫することや、金具などで家具を固定することが地震被害の軽減に効果的です。
家具を固定する器具やガラスの飛散防止フィルムなどの地震対策グッズは、ホームセンターなどで購入することが可能です。
※家具の固定器具の例は本紙P.4をご覧ください。
◆家族で話し合おう
災害時に備えて、家族で相談、話し合いを行いましょう。災害が発生したときに自分と家族のケガの有無や、離れている家族の無事をどのように確認するのか、電話はつながるのか、家族とどこに避難(集合)するのかなど日ごろから災害について家族で考え、『自助』の力を蓄えましょう。
◆食品や日用品の備蓄をしよう
すぐに避難できるように最低限必要なものを非常持ち出し品として準備しておきましょう。非常持ち出し袋には、両手の空くリュックサックが便利です。避難所の備蓄品には限りがあります。また、災害発生から数日は、救援物資がすぐに届かないかもしれません。自分や家族の生活必需品を日ごろから十分準備しておくと安心です。食品についてはローリングストック方式を活用することで、常に一定の備蓄をしておくことができます。
◆市で行っている耐震診断や各種補助制度を活用しよう
市では職員による無料簡易耐震診断や、建築士による住宅の耐震診断、耐震改修を行う場合やブロック塀の撤去などを行う場合の費用の一部を助成しています。
▽無料簡易耐震診断
受付期間:随時受付
対象:延べ面積500平方メートル以下の木造2階建て以下の住宅など
※住宅の現地調査は行いません。図面(筋かい位置および仕様の分かるもの)および事前聞き取りからパソコンソフトにより診断します。
▽住宅耐震診断・耐震化補助制度
対象:昭和56年5月31日以前に工事着手した木造2階建て以下の住宅など
補助額:
(1)耐震診断補助…上限5万円(診断費用の2分の1)
(2)耐震改修補助…上限30万円(改修費用の3分の1)
※65歳以上のかたのみが居住する住宅は、上限50万円((2)のみ)。
※市外業者が施工する場合は、補助額が2分の1になります((2)のみ)。
※ブロック塀撤去等補助制度との併用はできません((1)および(2))。
▽ブロック塀撤去等補助制度
対象となる塀(いずれも満たすこと)
(1)市内にあり、道路法の道路、建築基準法の道路などに面している
(2)コンクリートブロックの塀または組積造(そせきぞう)の塀
(3)高さ1.2mを超えるブロック塀などで、地震により倒壊するおそれのあるもの
補助額:
(1)撤去のみ…上限10万円(1mあたり1万円または撤去費用の2分の1の低い方)
(2)撤去・再築造…上限20万円(1mあたり1.5万円または撤去・再築造費用の2分の1の低い方)
※深谷市防災計画に定める緊急輸送道路または小中学校の通学路に面したブロック塀などについては、それぞれの上限に5万円を加算し、撤去のみの場合は上限15万円、撤去・再構築の場合は上限25万円となります。
※市内に本店、支店または営業所を有する事業者の施工が対象です。
※深谷市住宅耐震診断補助制度、木造住宅耐震化補助制度との併用はできません。
このほかに耐震シェルターなどの設置に要する費用の一部を助成する制度もあります。補助制度については着手後の申請は受け付けできません。予算に達し次第、受け付けは終了となります。
申請方法や対象要件など詳しくは、市のホームページ(本紙P.5のQRコードからアクセス)をご覧になるか、問い合わせ先へご確認ください。
問い合わせ:建築住宅課
【電話】574-6655
■災害時の情報入手手段を知っておきましょう
○防災行政無線
屋外のスピーカーから、緊急情報などをお知らせします。
○深谷市公式LINE
防災に関する情報を日ごろから手軽に調べられます。また、避難情報・避難所の開設状況・防災行政無線の内容も配信されます。
登録はLINEアプリ内『友だち追加』のID検索で@fukayacityと検索、または本紙P.4のQRコードを読み取ることでできます。
○テレビデータ放送(dボタン)
NHK総合(1ch)、テレビ埼玉(3ch)で、リモコンのdボタンを押すと、市の避難所開設情報や避難情報を確認できます。
○市ホームページ
災害情報などを随時更新します。
○避難所混雑情報サイト
避難所の位置や、開設・混雑情報をスマートフォンやパソコンで随時確認できます。また、位置情報をオンにすることで、避難所までのナビ機能も利用できます(本紙P.5のQRコードからアクセス)
このほかにも、『メール配信サービス』や『FMふっかちゃん』、『Yahoo!防災速報』などで情報を入手できます。
■緊急地震速報は唯一の事前情報です
緊急地震速報を見聞きしてから強い揺れが来るまでの時間はごくわずかです。この短い時間に落ちてくるものや倒れてくるものを避け、あわてずに身の安全を確保しましょう。
速報が間に合わない場合もありますので、地震の揺れを感じた時は身を守る行動を心掛けましょう。
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