健康診断や日ごろの健康管理で血圧を気にしたことはありますか?
『高血圧』は、『サイレントキラー』と呼ばれ、ほとんど自覚症状がありませんが、放置してしまうとより重大な病気につながります。
今回は、高血圧を未然に防ぐための予防について特集します。
■20歳以上の日本人の2人に1人が高血圧
歳以上の日本人のおよそ2人に1人が高血圧と言われています。また、深谷市では、埼玉県に比べ40歳~54歳男性の高血圧の割合が高くなっています(下記グラフ参照)。
高血圧の状態が続くと、血管は強い圧力によりダメージを受け、硬くもろくなる動脈硬化が進み、ある日突然、脳卒中や心疾患などの命に関わる病気を引き起こすため、日ごろから自分の血圧を確認することが大切です。
血圧には健診や医療機関で測る『診察室血圧』と、家庭で測る『診察室外血圧(家庭血圧)』があります。次の表の診断基準を参考にして、もし血圧に不安を感じたら、医師に相談しましょう。
▽埼玉県と深谷市の高血圧の人の割合(埼玉県衛生研究所)
▽高血圧の診断基準(日本高血圧学会『高血圧治療ガイドライン』)
■自分でできる対策も
高血圧になる原因には遺伝的な要因と環境的な要因があります。その中でも環境的な要因は、塩分の取りすぎや運動不足、肥満、ストレス、喫煙、飲酒など幅広くあります。
最近は、20代、30代などの若年層でも高血圧の人が増えています。生活習慣が乱れることで誰でも発症する可能性のある高血圧ですが、生活習慣を見直し、改善することで、予防することができます。
自分の体の現状を確認し、予防に取り組んでいきましょう。
そして、高血圧にならないためには、左記の『高血圧予防の5カ条』をはじめとした、生活習慣の改善が最も重要です。特に減塩と肥満解消はとても効果的です。これらはまず、食生活の見直しをすることが大切です。改善に向けて積極的に取り組みましょう。
高血圧予防の5カ条
1.減塩
2.肥満解消
3.運動
4.禁煙
5.節酒
■食事管理アプリ『あすけん』で食生活の見直しを始めてみませんか?
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※詳しくは本紙P.3のQRコードからご確認ください
■減塩についての出張講座を行っています
食塩の取りすぎは高血圧の大きな原因です。どのような方法で減塩を行えばいいのか、減塩のコツを学んでみませんか。
市では、多くの市民のかたへ減塩の取り組みを普及するため、『ふかや☆減塩プロジェクト 今日からあなたも塩マスター』として、減塩講座を行っています。講座を希望する団体(10人以上)は保健センターまでお問い合わせください。
【電話】575-1101
◎『ふかや☆減塩プロジェクト』の講座を受講したかたにはSIO(しお)マスター認定証を発行します
○クックパッド『ふかやごはん』でレシピを公開中!
市では、保健センターが考案した旬の野菜を使った料理や広報ふかや裏表紙のレシピなどさまざまなレシピをクックパッドに公開中です。ぜひ、参考に作ってみませんか。
※QRコードは本紙P.3をご覧ください。
■定期的に健(検)診を受けることが大切です
高血圧を含め、生活習慣病を早期に発見するため、この機会にぜひ健(検)診を受け、自分の体の状態を確認しましょう。
健(検)診の申し込みについては、広報ふかや5月号折り込みチラシまたは市ホームページをご覧ください。
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