■お札(さつ)に関するよくある質問(2)
Q.お札の寿命はどのくらいですか?使えなくなったお札はどうなりますか?
A.日本銀行によると、1万円札の平均寿命は4~5年程度、5千円札・千円札については使用頻度が高く傷みやすいため1~2年程度とされています。
市中で流通したお札は、金融機関などを通じて再び日本銀行に戻ります。そこで真偽や汚損の度合いなどをチェックし、再度の流通に適さないものは、復元できないよう細かく裁断されます。
裁断くずは、住宅用の建材や固形燃料、トイレットペーパー、事務用品などにリサイクルされたり、一般廃棄物として焼却処分されています。
Q.お札が破れてしまったら、交換してもらえるのですか?
A.交換基準を満たしていれば、日本銀行の本・支店へ持っていくと基準に沿って交換してもらえます(市中金融機関でも取り次いでもらえる場合もあります)。
Q.硬貨には製造年が入っているのに、お札にないのはどうしてですか?
A.硬貨は、昔は金や銀から作られ、かつ、簡単には損傷せず半永久的に使用できたため、その品位をはっきりさせるために製造年を入れていました。その名残が現在も残っています。
一方、お札は人の手で扱われるほか、機械に通すなど、さまざまな使用状況により徐々に傷んでいくため、順次新しいものを製造し交換していく必要があります。そのため、お札1枚ずつに製造年を印刷することはありません。
出典:国立印刷局ホームページ
【HP】https://www.npb.go.jp/product_service/intro/faq.html
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