■まちを愛し、地域を愛し、人を愛する心をめざして
12月4日~10日は「人権週間」「人権尊重社会をめざす県民運動強調週間」、12月10日~16日は「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」です。これらの週間を機に人権問題への認識を深めましょう。人権ポスター、標語の入賞作品、保育所(中条、箱田、市田)の人権啓発作品の展示を12月4日(月)13時~8日(金)12時まで、市役所本庁舎1階ホール北側で行います。
※詳細は本紙を参照してください。
問合せ:
・人権政策課【電話】内線356
・社会教育課【電話】内線388
■ハートフルセミナー(人権問題研修会・指導者養成講座)
時間:いずれも13時30分から15時(受付開始12時30分)
場所:江南総合文化会館「ピピア」
定員:各700人(先着順)手話通訳あり
申込み:郵送またはFAXで下記へ。(1回だけの申込みも可)
問合せ:
・人権政策課【電話】内線356【FAX】048-525-9222
・社会教育課【電話】内線388【FAX】048-525-9330
■文化功労者の表彰
熊谷市教育委員会表彰規程に基づき、熊谷市文化功労者の表彰式が大里生涯学習センター「あすねっと」で行われ、次の方が表彰されました。
◇小野實(おのみのる)氏(78歳)
氏は、長年にわたり熊谷市のテニス教室の指導やテニス大会の企画運営に熱心に取り組み、テニス競技を普及、発展させ、市民のスポーツへの関心を大いに高められました。
昭和49年から開始された早起きテニス教室において、大勢の参加者を得てテニスの普及に大きく貢献されるとともに、熊谷市テニス協会の要職を歴任し、ナイターテニス教室やキッズテニス教室を開催し、現在も指導者として幅広い年齢層にテニスの楽しさを教え続けておられます。指導者の育成では、プロのテニスプレーヤーやコーチを招しょう聘へいして講習会を開催し、地域指導者の技術や指導方法のレベルアップを図りました。
熊谷さくらマラソン大会には、競技役員として第1回から運営に携わり、毎回改善を重ね、全国ランニング大会百撰せんに選ばれる大会にまで成長させることに寄与されました。また、総務報道委員長として、ドクターランナーの導入などの安全面強化やきめ細やかな報道などに尽力し、大会の発展に貢献されました。
さらに、公益財団法人熊谷市スポーツ協会常務理事施設専門委員長として、協会管理施設を視察、点検して柔道場周囲安全マットの設置の進言など、安全な施設の維持向上に努められました。
このように、スポーツの振興、発展に尽力し、市民の健康や生きがい、豊かさを実感できる社会の構築に寄与された功績は誠に顕著であります。
◇渋谷友幸(しぶやともゆき)氏(73歳)
氏は、平成3年8月に熊谷市大原にしぶや医院を開設され、長年臨床医として活躍された小児科を中心に地域医療の維持発展に貢献されています。特に、平成20年からは熊谷市小児科医会会長として、18名の小児科医を統率し、市域における小児疾患の診療やワクチン接種、健診など小児医療全般の推進を主導されています。
また、平成4年4月から31年余りの長きにわたり、市内小学校の校医として児童の健全な成長と健康の維持増進に尽力されるとともに、教職員への指導を通じて安全で衛生的な教育環境の整備に貢献されています。
さらに、平成21年5月まで熊谷市学校保健会の会長を務められるなど会の要職を歴任し、小児科医や熊谷市医師会役員としての豊富な知見を基に、学校医をはじめ学校歯科医、学校薬剤師、学校長、保健主事などの学校保健関係者と連携を図り、学校保健の充実と普及発展に寄与されました。現在も、顧問として後進の指導・育成に当たっておられます。
また、平成10年4月から12年にわたり一般社団法人熊谷市医師会の理事として尽力され、学童検診委員会や母子保健検討委員会、予防接種委員会などの担当理事として、学童の心臓検診や乳児健診、予防接種、小児生活習慣病予防健診の実施などに当たり、会を代表して熊谷市との連携を図り、事業化とその円滑な運営に努められました。
このように、児童・生徒と地域住民の健康増進のため、本市の医療、保健の充実と発展に大きく貢献された功績は、誠に顕著であります。
◇菅谷浩之(すがやひろゆき)氏(80歳)
氏は、県立高等学校や県教育局などにおいて高等学校教育に尽力する傍ら、一貫して古墳文化を中心とした考古学による古代の歴史研究に情熱を傾けてきました。
熊谷市文化財保護審議会委員を昭和48年4月から通算38年余りの長きにわたり務められ、考古学研究を主軸にした深い知見を活かし、本市文化財の保存と活用に関する重要事項について調査、審議を行った上で、的確な意見などを活発に提言し、学術的・歴史的に価値の高い歴史資料の指定など、本市の歴史や文化の語り部ともいえる文化財の保護に尽力されています。同審議会の会長に就任してからは、会の運営はもとより、事務局に対しても確かな指導力を発揮し助言などを行い、本市の文化財保護の推進に大きく貢献されました。また、現在埼玉県文化財保護協会会長も務めておられます。
平成30年度からは、市立熊谷図書館各種講座・子ども歴史教室の講師を務められ、熊谷の歴史を彩る史跡、文化財、人物について小学校高学年の児童などを対象に講義を行い、子供たちにも分かりやすい歴史教育に力を尽くされています。令和4年3月には、この講義の集大成ともいうべき『通史でたどる 熊谷の歴史』を刊行し、多くの市民へ、いかに分かりやすく本市の歴史を伝えたら良いか、常に苦心されておられます。
このように、本市の豊かで魅力ある歴史や文化の普及、保護意識の醸成や向上に大きく貢献し、その功績は誠に顕著であります。
問合せ:社会教育課
【電話】内線394
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