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地域に息づく伝統文化を知る

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埼玉県狭山市

狭山ではさまざまな民俗芸能・民俗行事が、古くから受け継がれてきました。今もなお、先人たちの思いとともに継承されている個性豊かな伝統文化。地域の誇りを実際に目にしてみませんか。今月は、8~10月に市内で行われる民俗芸能・民俗行事を紹介します。

■お諏訪(すわ)さまのなすとっかえ
自分の畑で取れたナスを神社に納める代わりに、神前に供えてある別のナスを頂いて帰るというもので、ナスは夏の毒消しといわれたところから始まった行事といわれています。
日時:
8月24日(土)13時~21時、神事13時~13時45分、子ども神輿(みこし)15時~16時
25日(日)9時~12時
伝承地:入間川諏訪神社(入間川4-2-41)

〇注目
子どもたちが担ぐ大きなナスの神輿は見逃せません。今年は地元の子ども以外でも参加できます

■笹井豊年足踊り
笹井囃子(はやし)の演目の一つです。この踊りは演者が仰向けになって両足を高くあげ、左足にヒョットコの面と男物の衣装を、右足にオカメの面と女物の衣装を着け、さまざまな仕草を演じてみせます。
日時:
10月12日(土)16時から
13日(日)14時から
伝承地:笹井白鬚神社(笹井1962)

〇注目
足で扇や傘を操るさまが実に見事です

■上赤坂の獅子舞
かつて、上赤坂地区(旧上赤坂村)には神明神社があり、毎年秋の祭礼には、村内安全・五穀豊穣・悪疫退散を願って、獅子舞が奉納されていました。時代の流れとともに、中断や復活を繰り返し、今なお地域の中で受け継がれています。
日時:10月(今年の開催はありません)
伝承地:集落農業研修施設(上赤坂集会所)(上赤坂165-2)

■入曽の獅子舞
県西部地方を代表する郷土芸能で、県の無形民俗文化財にも指定されています。その歴史は古く、入間野神社所蔵の獅子舞を描いた奉納絵馬から、江戸時代中期頃には開催されていたと考えられています。
日時:
10月19日(土) 金剛院15時~15時45分と16時~16時45分
20日(日) 金剛院13時30分~14時15分
入間野神社 15時~15時45分と16時~16時45分
伝承地:
入間野神社(南入曽641)
金剛院(南入曽460)

〇注目
天狗が持つ軍配には「風雨和順五穀成就」とあり、かつては豊作や悪疫退散を願って村内を舞い歩きました

■広瀬囃子
江戸時代末期に「笛の佐平にや鶯(うぐいす)さえも唄を忘れて聞きほれる」とうたわれた「佐平の笛」こと村木佐平と、「天狐(てんこ)の喜十郎」こと飯島喜十郎を中心に始まったと言われています。
日時:10月中旬頃
伝承地:広瀬神社(広瀬2-23-1)

■八幡神社の鹿子舞(ししまい)
「鹿子舞」と書くいわれについては、次のような話が伝えられています。
『明治時代の初め、維新政府の神仏分離政策により獅子は仏教に属すものとしてとがめを受けました。このとき土地の機転者が「私のところは獅子でなく鹿子である。鹿は神の使いである」といって禁を免れました』
日時:9月中旬頃(今年の開催はありません)
伝承地:八幡神社(入間川3-6-14)

〇注目
鹿子の袴に染め抜かれているヘビの鱗模様は、雨乞いや五穀豊穣を祈願していたと考えられています

■入曽囃子
農村娯楽として催されていた里神楽(さとかぐら)に源を発しており、現在の囃子の骨格がほぼ出来上がったのは、江戸時代文政年間と言われています。
当時、神田祭りで笛(とんび)の名人と言われた芸人を招き、当地の田口保明(やすあき)翁(塙保己一門弟)はじめ、地元の有志がその芸人より神田囃子江戸徳丸流を伝授されたのがはじまりです。
日時:10月19日(土)17時~19時
伝承地:野々宮神社(北入曽274-1)

〇注目
神田囃子江戸徳丸流は、県内で数多い「けんか」ばやしとは違い、曲目自体が静かで御殿ばやしといわれています。この流儀は近隣では見当たりません

■堀兼囃子
昭和59年に「堀上地区にもお囃子を響かせたい」と三芳町の上富囃子保存会から教わり、堀上囃子連を結成しました。現在は堀兼囃子連と改名し、例年堀兼神社の祭典の他、堀兼ふる里まつりや堀中まつりなどで奉納・上演しています。
日時:堀兼神社10月15日(火)
伝承地:堀兼地区

※記載されている時間は目安のため、変更となる場合があります

各行事の運営などを行う、担い手の方を随時募集しています。興味のある方は社会教育課までお問い合わせください。

問合せ:社会教育課へ
【電話】2946-8594

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