◆より良い教育環境の整備を目指し「小学校統合の推進」
神川町長 櫻澤晃
既に広報紙や回覧などでお知らせしていますが、町では住民の皆様や教育委員会のご意見をお聴きしながら、小学校の統合準備を進めています。背景のひとつに出生率の低下があります。平成18年には年間104人の出生がありましたが、令和5年は46人と半減しています。
このような中、令和2年度に「神川町立小学校適正規模・適正配置検討委員会」に諮問し、様々なご意見をお聴きし検討してきました。そして2つの答申が出されました。(1)将来は小学校を1校とするが、当面は2校とする(2)4つの小学校を残す案が出されました。
この答申を受け、地元の皆様や総合教育会議(町長部局と教育委員会合同会議)のご意見をお聞きし、令和5年3月に町の「基本方針」をまとめました。検討に当たっては、少子化の進行や築40年を超える老朽化した学校施設と、学校規模によるメリット・デメリット、今後の小学校の望ましい教育環境について考察し、その結果「同一年齢の適正規模の集団が確保された環境の中で、子どもたちが多くの友達と関わり、多様な考え方に触れ、認め合い、協力し合い、切磋琢磨することを通じて、一人ひとりの資質や能力を伸ばしていけるよう、小学校を計画的に統合する」方針を定めました。
この方針をもとに「住民説明会」を計8回開催し、ご意見や質問を出していただきました。
今現在は「統合準備委員会」を設置し、第一段階の青柳小学校と渡瀬小学校の令和7年度統合に向けて準備を進めています。今後の進捗状況は、広報紙や町ホームページ等で随時お知らせして行きますのでご覧ください。
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