発泡ポリスチレン製の容器は、主に即席カップ麺などの食品の容器として使用されています。利便性の高い容器である一方、即席カップ麺を調理した際、MCTオイル等の食用油を加えたことで、容器が破損してやけどを負ったという事故が発生しています。
国民生活センターが再現実験を行ったところ、発泡ポリスチレン製の容器に湯と4種類の食用油(MCTオイル、ココナッツオイル、えごま油、アマニ油)をそれぞれ加えた結果、湯と食用油のいずれを先に加えても、発泡ポリスチレン製の容器が変質しました。また食用油の加える量によっては、容器が破損し湯が漏れ出したことから、やけどをするおそれもあり危険です。
◆消費者へのアドバイス
(1)発泡ポリスチレン製の容器に、MCTオイルやえごま油等の食用油を入れると容器を変質・破損するおそれがあります。漏れ出た湯でやけどをするおそれもあるので、発泡ポリスチレン製の容器の即席カップ麺を調理する際は添付以外の食用油は加えないようにしましょう。
(2)食用油を加えたい場合は、即席カップ麺の中身を発泡ポリスチレン製の容器以外の別の容器(陶磁器製など)に移してから加えるようにしましょう。
◆困った時には、お近くの消費生活センター等にご相談ください。
消費者ホットライン【電話】188
埼玉県消費生活支援センター熊谷【電話】048-524-0999
問合せ:経済観光課 商工観光担当
【電話】0495-77-0703【FAX】0495-77-3915
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