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自治体の皆さまへ

【特集】がん検診に行こう(1)

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埼玉県神川町

■受けていますか?がん検診
日本人の2人に1人ががんになる時代…!
早期発見・早期治療により命を守りましょう

¥0 検診は無料です
※胃内視鏡検診は除く
がん集団検診費用の総額24,600円を町が助成!

がん検診の目的は、自覚症状がまだない早期のがんを発見し適切な治療を行うことで、がんによる死亡リスクを減少させることです。
また検診には、メリットもデメリットもあります。がん検診のメリットとデメリットをよく理解して、皆さんの健康と安心のためがん検診を上手に活用してください。

◇メリット
・安心して生活を続けられる
・早期発見により、がんによる死亡を減少させる
・早期発見により身体的・経済的負担の少ない治療で済む
・がんになる手前の状態で治療することができ、がん発生の予防ができる

◇デメリット
・検診や精密検査に伴う身体への負担(放射線被ばくやバリウムによる便秘、検査による出血など)
・検査の結果が100%正しいわけではない

◆精密検査までが「がん検診」~受けて終わりにしないでください~

がん検診で要精密検査と判定された場合、それは「がんの疑いがある」状態です。町の検診では、年間で約150人の方が要精密検査と判定されます。しかしそのうちの約25%の方が精密検査を受けていません。より詳しい検査を行い、本当にがんか調べる必要があります。精密検査まで受けることではじめて、「身体的負担の軽い治療」「死亡するリスクが減少する」という早期発見のメリットにつながります。

◆がん患者の状況(神川町・埼玉県)
◇神川町のがん部位別順位

◇埼玉県のがん患者年代別割合

がんになった人のうち、男性の約20%(5人に1人)、女性の約34%(3人に1人)が65歳未満です。若いからといってがんにならないという訳ではありません。

◆がんで亡くなる方の状況(埼玉県)
◇埼玉県のがんが原因の死因部位別順位(年齢調整)
男性
1位 肺
2位 大腸
3位 胃

女性
1位 乳
2位 大腸
3位 肺

埼玉県と神川町の死因で最も多いのはがんです。がん患者の死因部位別順位でみると男女とも第2位が「大腸がん」です。大腸がんは食生活の欧米化もあり、この30年で6倍に増えています。

◇大腸がんは早期発見・早期治療すれば、ほぼ治癒可能です!
大腸がんは広がっていない初期の段階で見つかれば、治る確率が約99%になることが分かっています。しかし初期段階では、無症状のため自分で気づくことは難しいです。そこで利用したいのが「がん検診」です。無症状のうちに検診を受診した場合、早期がんとして発見される可能性が高いです。検査は自宅で行える便潜血検査で、食事制限もない簡単な検査です。また、大腸がん以外にも大腸ポリープ(良性腫瘍)を発見して治療に結びつけることができます。

◆早期発見で高まる5年生存率
コロナ禍により検診を受診しなかった結果、病気が進行してしまった方が増加しています。早期発見ができれば、がんの5年生存率は85%以上です。早期発見には検診が不可欠です。
国はがん検診受診率の目標を60%としていますが、令和5年度の神川町がん検診受診率は平均10.9%でした。「症状がない、自分は健康だ、忙しい」などを理由に受診していない方が多いのではないでしょうか?また、「がんだったらどうしよう…」とためらってしまう方もいるかもしれません。でも本当に怖いのは、気が付かない間に病気が進行してしまうことではないでしょうか。

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