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令和6年度施政方針 基本理念(2)

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埼玉県秩父市

■令和6年度当初予算
一般会計予算額:299億5千万円
〔前年度比0.9%〕

令和6年度当初予算が、市議会3月定例会で可決されました。
電気料や原材料費の高騰など、社会情勢の影響を見込んだほか、各種施設の改修を引き続き行うため、令和6年度当初予算は前年度と比べ増額しました。
令和6年度は、出産祝金をはじめとする子育て支援や、地域医療・福祉の充実に関する事業を引き続き実施します。また、令和7年に開催される全国植樹祭に向けての準備を行うほか、災害対応備品を整備するなど、安心・安全に暮らせる社会の実現に向けた事業を盛り込みました。今後も、満足度の高い市民サービスの提供を目指し、事業を進めていきます。

◆一般会計の歳入

◆一般会計の歳出

◆一般会計予算の概要
▽歳入の概要
市税は、固定資産税評価替えの影響により、市債は、財政健全化に向けた借入額抑制により、それぞれ減額を見込んでいます。一方、基金からの繰入金は、年度間の収支均衡を図るため、増額を見込みました。
なお、市にとって重要な収入である地方交付税は、国の地方財政計画などを参考に、増額を見込みました。

▽歳出の概要
民生費には、出産祝金、日野田保育所大規模改修工事費などを計上しました。また、総務費には、利用していない建物の解体費や、空き家等実態調査に関する経費などを計上しました。
このほか、農林水産業費には、全国植樹祭にかかる経費などを、土木費には市道やミューズパーク内の施設・設備の改修費などを、消防費には災害時でも使用できるトイレを設置する経費などを、それぞれ計上しました。

▽市債残高の状況
令和4年度末の市債残高は約270億円で、繰上償還を行ったことにより、令和5年度末も減少となる見込みです。令和6年度以降も基金の活用を図りながら市債の抑制を進めていきます。

市債残高の推移(一般会計)

▽用語解説
市債…市の借入金
地方交付税…全国で同水準の行政を行うために交付される財源
民生費…児童、高齢者、障がい者福祉のための経費や生活保護の経費
総務費…市の計画の策定や推進、内部管理、選挙等にかかる経費
農林水産業費…農業・林業・水産業の振興や管理に関する経費
土木費…道路、橋りょう、河川、公園、住宅などの整備や管理にかかる経費
消防費…災害への対応やその被害軽減のための活動にかかる経費

◆基金残高の状況
一般家庭での貯金にあたるのが「基金」です。市では、計画的に基金への積立てを行い、財源を必要とするときに取り崩しを行っています。平成30年度末にはふるさと納税寄附金の基金への積立てなどにより増加しました。令和元年度以降は横ばい傾向にありましたが、令和3・4年度は普通交付税の追加交付分の一部を基金に積み立てたことなどにより増加しています。令和5年度は公共施設整備の財源として取り崩したため減少しています。市民1人当たりの基金残高は、県内の他市町村と比較して高いレベルにあります。
今後も市債と基金のバランスに配慮しながら、基金の使い道を決めていきます。

基金残高の推移

※特別会計、企業会計の予算の概要は市HPでご覧いただけます。

問合せ:財政課
【電話】22-2203

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