■なくならない洗濯用パック型 液体洗剤による事故!
平成27年3月、消費者庁と国民生活センターは、子どもが洗濯用パック型液体洗剤を握ったり、かんだりしているうちに破れてしまい、被害に遭う事故について注意喚起を行いました。その後、子どもだけでなく高齢者による事故情報が寄せられているため、今年3月、再度、注意喚起しました。
◇医療機関ネットワークに寄せられた情報
・保護者が入浴中、脱衣所で待たせていた子どもが、床に置いてあった洗濯用パック型液体洗剤の容器を開けて洗剤をなめていた。
・子どもが洗濯用パック型液体洗剤を触っていて、フィルムが破れてしまい、中身が左目に入ったため、受診した。
・認知症の高齢者が、自宅の洗面所に置いてあった洗濯用パック型液体洗剤を1~2個食べてしまった。
・高齢者が柔軟剤入りの洗濯用パック型液体洗剤を食べ物と思い誤って食べてしまい、救急搬送された。
◇消費生活センターに寄せられた情報
・保護者が洗面台の掃除をしていたところ、そばにいた子どもが急に泣き出したので、振り返ると、洗面台の下の棚に置いてあった洗濯用パック型液体洗剤を容器から取り出し、口に入れていた。
・洗濯用パック型液体洗剤3個がくっついていた。それぞれをはがそうとした途端、フィルムが破れ、中身が目に入った。
・施設に入所の高齢者が洗濯用パック型液体洗剤を食べてしまい、救急搬送された。
◇消費者の皆さんへのアドバイス
・パック型液体洗剤は、子どもだけでなく、不用意に触ってしまうおそれのある方の手が届くところには置かないようにしましょう。
・パック型液体洗剤を使用した後は、必ずふたなどをしっかり閉めて、元の置き場にすぐ戻すことを習慣にしましょう。
・パック型液体洗剤はぬらさないよう気を付けましょう。
・子どもや高齢者などが誤って口に入れてしまい、飲み込んだ可能性がある場合や、目に入り、洗い流しても異常を感じる場合は、商品の成分がわかるパッケージなどを持って医療機関を受診しましょう。
出典:国民生活センター令和6年3月13日公表
秩父市消費生活センター
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