Tanaka Sayuri 田中紗百合さん
(西3丁目、34歳)
羽生のここが好き:羽生駅の自由通路から望む景色。通路の窓が足元まであり、子どもの目線でも安全に電車が眺められます。
次の方へ:海外旅行や洋画鑑賞が趣味で、海外のロケ地巡りによく行きます。市内で学習塾を経営する、上原明さんを紹介します。
■鍼灸と漢方で、女性の体の悩みに寄り添う
市内で鍼灸(しんきゅう)院・漢方薬局を営む、田中紗百合さん。まちの鍼灸師、薬剤師として、地域の人々の健康を支えます。
薬局を営む両親の元に生まれた田中さんは、幼い頃から漢方に親しみ、いつしか自身も薬剤師を志すようになりました。高校3年生の時、鍼灸が題材のテレビ番組を見たことで、鍼灸にも興味を持つように。大学の薬学部に進学すると同時に、鍼灸の専門学校にも通い、鍼灸師、薬剤師の資格を取得。5年間、都内の薬局に勤めた後、3年前に、両親の薬局に鍼灸院を開業し、薬局の事業も承継しました。
さまざまな体の不調を診る中で、田中さんが得意とするのは不妊症の治療。自分の体質を知り、正しい道筋で体を整えることが大事だと話します。「患者さんからの妊娠報告が何よりの喜びです。妊娠後も大切な赤ちゃんを守るため、出産やその先まで支援します」。田中さん自身も、妊娠・出産を経験した1児の母。子育てに試行錯誤し、多くの時間を家族と過ごすうち、考え方が変化しました。「仕事を通して自分の価値を感じていたのが、母となり、公私ともに、自身に価値を感じるようになりました。今は子どもの未来に、住み良い環境を残せるよう、できる限りのことをしてあげたいです」。田中さんは、鍼灸師、薬剤師、そして母として、女性の体の悩みに寄り添います。
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