今年も市内各地で市民の皆さんがわらびりんごの収穫をしました。ここでは、その様子やわらびりんごの誕生秘話について紹介します。
「リンゴのない季節に病人や子どもに新鮮なリンゴを」と、故・吉澤正一さんが開発したわらびりんご。この蕨生まれのリンゴを後世に残し、まちづくりにも生かそうと普及活動が広がり、今では多くの皆さんに親しまれています。
今年も日ざしを浴びて実を膨らませ、先月に収穫の時期を迎えました。子どもから大人まで、リンゴをもぐ度にすてきな笑顔を見せてくれた皆さん。これからもわらびりんごは地域の宝として、笑顔の輪を広げ続けていきます。
■ご存じですか わらびりんご
錦町の農家、故・吉澤正一(よしざわしょういち)さんが約20年がかりで研究・開発した蕨生まれのリンゴ。桜と入れ替わるように白いかれんな花を咲かせ、6月中旬~下旬に収穫できる日本一の極早生(わせ)種です。直径7センチ前後、重さ150~200グラムで強い酸味が特徴です。
■夏にぴったり!酸味を生かしサイダーなどへ!
市民の皆さんが収穫したわらびりんごは、サイダーやシャーベットなどに加工されます。また、新商品として、ようかんも販売予定。詳細は、決まりしだい広報蕨や市ホームページでお知らせします。
詳細:商工観光課
【電話】433・7750
■今年も市内各地でわらびりんごを収穫!
市内小・中学校や保育園、児童館、公園、農家さんの畑など、収穫できる場所は市内約40か所。そのうち市民の皆さんが収穫した4か所の様子を紹介します。
(1)錦町6丁目の農家さんの畑(先月10日)
地域の子どもたちが収穫体験。昨年の収穫量を上回る87.53kgの大豊作となりました
(2)武南中学校(先月11日)
はしごを使いながら1年生の4人が力を合わせて収穫。わらびりんごを手にはにかむ笑顔がすてきです
(3)南町1丁目の農家さんの畑(先月12日)
赤く色づいたわらびりんご。試食をした子どもたちは「酸っぱいけどおいしい!」とご満悦でした
(4)わらびりんご公園(先月15日)
園内のわらびりんごの木をたいせつに育ててきた同園自主管理団体の皆さん。901個ものリンゴが採れました
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