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支え合い、共に生きるまちづくり

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埼玉県長瀞町

■高齢者を取り巻く環境と課題
町の高齢者人口は年々減少する見込みですが、0~14歳の年少人口と15~64歳の生産年齢人口の減少の幅が大きいため、高齢化率は増加を続け令和22年には50%を超えることが予測されます。特に今後は要介護認定を受けることが多い75歳以上の後期高齢者の割合が増加することが予測され、介護サービスの供給が需要に応えられなくなる懸念もあります。
公的な支援と民間の支援が一体となって高齢者の暮らしを支えていける地域づくりを充実させていくことが重要です。


出典:第9期長瀞町介護保険事業計画
※各年10月1日現在

町では、高齢者が可能な限り住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けることができるよう、様々な取り組みをしています。

■支え合う地域づくりのための取組
○生活支援体制整備協議体「ささえ愛ながとろ」
生活支援・介護予防サービスの体制整備に向けて、様々な立場の人たちの意見を反映して、取り組みを推進するために生活支援体制整備協議体を設置しています。区長経験者、サロン関係者、ボランティア団体、老人クラブなどから、支え合いの地域づくりに協力いただける方に委員を委嘱しています。
地域の課題について話し合い、講演会の開催や、声かけ見守り活動の推進、居場所づくりへの支援など、住民の立場でできることに取り組んでいます。

○生活支援コーディネーター(地域支え合い推進員)
生活支援の担い手の養成やサービスの開発をコーディネートし、高齢者の求めるサービスと生活支援などを結びつける役割をします。また、生活支援体制整備協議体と共に活動し、その活動を支えます。町では、令和6年度から社会福祉協議会の野口恵子さんに代わり同協議会の石澤克美(いしざわかつみ)さんに生活支援コーディネーターを委嘱しています。

○地域包括ケア推進会議
医療・福祉等の代表を委員とした地域包括ケア推進会議を実施し、町がどのような課題を抱えて、どのような対策が必要なのか話し合いました。

○令和5年度に話し合われた課題
令和4年度に65歳以上で在宅の要支援・要介護認定を受けている方を対象に実施した在宅介護実態調査の結果によると、在宅生活の継続のために必要な支援について、外出同行に続いて多い回答はゴミ出しです。令和5年度の会議では「ゴミ出し」問題について話し合いました。

[今後の在宅生活の継続に必要な支援・サービス]

出典:令和4年度在宅介護実態調査

ゴミ出しは、元気なときには容易にできますが、高齢になると困難になる家事の1つです。足腰の衰え、分別の難しさなど、理由は様々です。ゴミ出しは収集日の朝に行わなければならず、ヘルパーでの対応が困難になる支援内容でもあります。会議では、ゴミ出し支援に関するサービスの充実と、近隣の人の支援と理解の必要性について意見が出ました。

生産年齢人口の減少が予測される中、今後はさらに「支える側」「支えられる側」という従来の関係を超えて、人と人、人と社会がつながり、ひとりひとりが役割を持ち、助け合いながら暮らしていくことが大切になってきます。普段から近所で声を掛け合い、支え合えるまちづくりにご協力ください。

問合せ:福祉介護課 介護包括ケア担当
【電話】66-3111 内線143

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