■市が行う自殺対策
『生きることの包括的な支援を実施』
▽第2次いのち支える自殺対策計画
令和6年度からスタートする本計画は、自殺に関する地域の課題を抽出し、「地域におけるネットワークの強化」「自殺対策を支える人材の育成」「住民への啓発と周知」「自殺未遂者等への支援の充実」「自死遺族等への支援の充実」「児童生徒のSOSの出し方に関する教育」の6つの基本施策を総合的に推進することとしています。
▽ゲートキーパー研修会
「ゲートキーパー」とは自殺に関する正しい知識を持ち、危険を示すサインに気づき、適切な対応、連携を図ることができる人のことをいいます。市では、保護者や教職員、放課後児童クラブ支援員など、さまざまな職種の方を対象に研修会を実施し、自殺対策への理解を深めています。また、市HPでゲートキーパー研修動画を紹介するなど、広く市民の皆さんにも周知を図っています。
▽自殺予防キャンペーン
平成24年から毎年、3月の自殺対策強化月間にJRや市内の高校と連携して市内各駅で実施しています(コロナ禍の令和2~4年度は中止)。自殺率の高いサラリーマンや中高年層、自殺未遂者の多い若年層の通勤、通学者の帰宅時間をターゲットに啓発活動を行い、うつ予防の大切さや自殺対策について周知と啓発を実施しています。
■[基本理念]
『誰も自殺に追い込まれることのない一人一人が「命」を大切にし、ともに支え合う「生き心地の良い社会」の実現』
▽小中学校「いのちの授業」
近年、思春期を迎える若年層に対するメンタルヘルスの重要性が高まっています。市では、小中学生にを対象に、自身のこころの健康や命の大切さについて振り返り、周りで悩みを抱えている人に気づき、声をかけることの大切さについて考える「いのちの授業」を開催しています。授業を受けた生徒からは『自分や周りの人の気持ちを〝ありのまま”に受け止めようと思いました』などの感想が寄せられています。
▽さまざまな自殺予防対策を展開
新生児訪問やこんにちは赤ちゃん事業での訪問時における産後うつや育児ストレス等への相談支援、重層的支援体制整備事業での複雑化・複合化する課題への支援、高齢者と家族が抱える問題について相談できる場の提供、弁護士や精神保健福祉士等による「暮らしとこころの総合相談会」の開催など、さまざまな事業を多方面から実施し、自殺予防に取り組んでいます。
■ひとりで悩まずに相談してみませんか?
悩みや不安があるときに、だれでも相談できる場所があります。ひとりで抱え込まず、誰かに話してみませんか?あなた自身にサインがあった、あなたの大切な人のサインに気づいた、そんなときはひとりで悩まずに、まずご相談ください。
▽相談窓口一覧
※一覧に記載できなかったその他の相談窓口を市HPで紹介しています(右QRコード(本紙PDF版7ぺー参照))
◆簡単ストレスチェック
簡単な質問に答えることで、こころのストレス状況や落ち込み度などについて知ることができます。
※次のQRコード(本紙PDF版7ページ参照)からご利用ください。
※「こころの体温計」は、医学的診断をするものではありません。心配なことがありましたら、専門機関に相談してください
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