■腸活で健康長寿
世界でも長寿といえる日本人の腸内には、ビフィズス菌が多いという特徴があります。しかし、ここ数十年の間に食生活が欧米化して、腸内細菌の種類が減っています。
腸内細菌にとって望ましい食生活とは、脂肪や塩、砂糖をとりすぎないこと。そして、腸内細菌の餌になる食物繊維、特に水溶性食物繊維が豊富であることです。
食生活を改善すると、腸内環境は2週間くらいで変わり始めます。多彩な食品で彼らの働きを助け、健康長寿を目指してください。
◇腸内細菌が働きやすい環境にしよう!
(1)「水溶性食物繊維」をたっぷり届ける
全粒穀類(もち麦、玄米など)、豆類、海藻類、野菜(ごぼう、ブロッコリーなど)、きのこ、果物などをしっかりとりましょう。
(2)脂肪、塩、砂糖はほどほどに
動物性脂肪や砂糖、人工甘味料は悪玉菌が好きな餌。血圧の上昇をおさえる乳酸菌などの腸内細菌が減ってしまうので、塩をとりすぎないようにしましょう。
(3)充分な睡眠を
体内時計の乱れは、腸内環境の悪化を引き起こします。睡眠時間をたっぷり取り、体の機能修正をはかりましょう。
(4)適度な運動を
継続的な運動で、善玉菌が増えます。また、ぜん動運動も活発になります。ながら運動やストレッチ運動も取り入れましょう。
~「主食」「主菜」「副菜」をそろえた規則的な食生活をこころがけ、適度な運動をして、充分な睡眠を取りましょう!~
(健康づくり課)
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