◎並木市長が企業や事業所、市民活動団体を紹介します
今回紹介するのはNPO法人きっずくらぶ・エンゼル
【メール】kidsclub_angel@yahoo.co.jp
鴻巣市では、総合振興計画に基づき、結婚・出産期から子育て期を切れ目なく支援し、こどもを安心して産み育て、こどもたちが健やかに育つ環境づくりを進めています。
今回は、市民活動センター内にある「子育てサロンエルミこうのす」を訪問しました。このサロンを実施しているのは、『NPO法人きっずくらぶ・エンゼル』です。
春の陽射しが差し込む明るい部屋には、こどもたちの楽しそうな声がにぎやかに響きます。サロン活動に参加していた保護者の皆さんときっずくらぶ・エンゼルの皆さんに、子育てサロンの感想や団体の活動について、お話を伺いました。
■保護者の皆さんとの懇談
市長:子育てサロンにはよく参加されていますか?
保護者の皆さん:親子で、いつも楽しく参加しています。
市長:皆さんは鴻巣市のご出身ですか?
保護者の皆さん:関西出身です。夫が埼玉県出身で、昨年11月に転入しました。
保護者の皆さん:私は横浜市からです。
保護者の皆さん:私は宇都宮市です。
(さいたま市や厚木市からの方も参加していました)
市長:鴻巣市を選んでいただきありがとうございます。
保護者の皆さん:ここでは、親同士の子育てに関する情報交換ができるので助かります。9時から14時半までサロンが開いていて出入り自由なので、こどもの生活リズムに合わせて来られるのも良いです。
保護者の皆さん:エルミに寄ってお買い物できるのも便利ですね。
保護者の皆さん:ママ同士で色々なことを話せるのが嬉しいです。
市長:8月からは県内で4市のみが実施を予定している「こども誰でも通園制度」を開始します。これは、月10時間を上限に、保護者がお子さんを預けられる制度です。用事があるときはもちろん、リフレッシュ目的でも利用できますので、ぜひ活用してください。
保護者の皆さん:ランチや映画を楽しむ時間が持てそうです。
市長:今年度から、産後ケア事業の拡充や新たに一体的に相談支援をするこども家庭センター「ここの巣」の設置、健診等に使える乗合タクシー券の交付など、子育て支援のさらなる充実を図ります。「鴻巣市で子育てして良かった」と思っていただけるように取り組んでいきます。こどもまんなかサポーター宣言の動画もぜひご覧ください。
「他の団体や児童センターでも子育てサロン等を実施してるよ。遊びに来てね!」
*当日の様子は、市HPに詳細を掲載しています。
■NPO法人きっずくらぶ・エンゼルとの対談
▽切れ目のない子育て支援を実践
市長:松本代表、よろしくお願いします。団体の活動について教えてください。
松本:「子育て支援」という言葉が浸透していなかった22年前、第3子の出産を機に出会った仲間と育児サークルを立ち上げ、平成18年にNPO法人を設立しました。
活動は、市から受託している子育てサロンを3拠点で実施しているほか、団体の会員を対象とした活動として、0歳児~年長児は年齢に応じた遊び、小中学生には学習支援、発達特性のあるお子さんにはトレーニングなど、多様な受け皿をつくり、切れ目のない伴走型支援を実践しています。今までに約800人のお子さんが卒業しています。
▽相談は24時間365日対応
市長:子育てを取り巻く環境の変化をどう感じていますか。
松本:22年前は、子連れで行ける場所は公園かスーパーくらいしかありませんでした。鴻巣市のここ十数年の子育て環境は、ハード面・ソフト面とも、とても良くなっています。
市長:ありがとうございます。先ほどお母さんたちに話を伺ったら、市外から転入してきた方が多くいらっしゃいました。身近に親や知人がいない中で子育てについて話せる場はとても大切だと感じます。
松本:子育てサロンでは、親同士が気軽に話せる雰囲気づくりを心がけています。
市長:団体の活動として、多岐にわたる活動をしていますが、相談業務もしていますね。
松本:会員の相談には24時間365日対応しています。
市長:24時間365日ですか⁉
松本:そうです。それが私たちのやり方です。子育てに休みはありませんから、休日や、夜中でも対応します。深刻に育児の悩みを抱える親も多いですし、本当に悩んでいることは、実は身近な人に話せず、抱えこんでしまいがち。私たちに話すことで、少しでも気持ちが楽になればと思います。
市長:まさに伴走型ですね。先ほどリズム遊びに参加しましたが「パンダうさぎコアラ」等の手遊びは昔と変わっていなくて懐かしく感じました。
松本:本当に変わらないですね。親子でふれ合いながら遊べる良さがあります。サロンでも、特にリズム遊びの時間は人気があって、多くの方がこれを目当てに来てくれます。
▽縁を大切に、このまま続けたい
市長:今後きっずくらぶ・エンゼルをどのようにしていきたいですか。
松本:これまで積み上げてきたものを、どうやって次世代に繋いでいこうかなと悩んでいますが、答えはまだ出ていません。縁あって出会ったお子さんや保護者のために、活動を続けていきたいです。
■対談を終えて
無邪気なこどもの笑顔が印象的でした。一方で、長い子育て期では、様々な悩みも出てくるものと思います。
市の事業を展開する中で、市民活動団体等との協働を図りながら、引き続き、安心して子育てできる環境の充実を図り、保護者の皆さん、お子さんが笑顔で過ごせる時間を増やせるよう努めていきます。
鴻巣市長 並木正年
問合せ:秘書課
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