▽働く環境の整備
「男女雇用機会均等法」、「育児・介護休業法」、「女性活躍推進法」などが改正され、育児や介護と仕事の両立を支援する環境の整備が進められています。また、事業主は、法律に基づき、妊娠・出産、育児休業、介護休業などに関する上司・同僚からの職場でのハラスメントの防止措置を講じなければなりません。
▽鶴ヶ島市の状況
出産や育児をしながら働き続ける方は、以前よりも増えています。しかし、出産を機に退職する方も、依然として多いのが現状です。
市では、「つるがしま男女共同参画推進プラン(第6次)」の策定や今後の取組の参考とするために、「鶴ヶ島市男女共同参画に関する市民意識調査」を令和2年度に実施しました。
この調査では、自分や配偶者が「結婚や出産にかかわらず、仕事を続けている(いた)」と回答した方は、全体の15.0パーセントという結果になりました。また、同じ質問で、「仕事を続けている(いた)」ことが「理想」だと回答した方は、全体の27.2パーセントでした。
女性は、自分の思い描くキャリア形成が難しい場合があります。育児や介護を優先するための離職や働き方の抑制、配偶者の転勤に伴う生活拠点の変化などが、その一例です。
▽自分に合った働き方を考えよう
育児や介護が一段落した後、再び働きたいと考える方は増えています。社会全体の意識も高まり、仕事と家庭の両立に理解のある事業所も少しずつ増えています。
一方、起業する方もいます。趣味や特技を生かして教室を開く方、キャリアを生かして独立する方、日々の暮らしの中から生まれたニーズを事業化する方など様々です。
市では、再就職や起業をしたい女性を応援するイベントを行います(詳細は本紙19ページ)。情報を集めて、自分に合った働き方について考えてみませんか。
問合先:女性センター
【電話】287・4755
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