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Health info 健康情報(2)

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埼玉県鶴ヶ島市

■むし歯予防のための間食や砂糖のとり方[健康応援団No231]
学校健診で多くの年齢の子どもたちに多い疾病がむし歯です。生えてから間もない歯は弱く、また甘い飲食物を好むことが多いので、むし歯になりやすいことで知られます。近年では歯を多く持つ高齢者が増えた結果、高齢者のむし歯も以前に比べて大きく増加しています。
食事、おやつ、果物、糖を含む飲みものをとるたびに糖分は酸に変化します。歯のエナメル質は「酸」に弱く、表面からリンやカルシウムが溶け出します。これを「脱灰」といい、食事の回数に応じて脱灰は起こり、その時間が長くなるとむし歯のリスクになります。
むし歯予防には、甘味(砂糖)摂取の総量を減らすこと、その摂取回数を減らすことは効果的とされます。ですが甘いものだけがむし歯を作るのではありません。口の中に「糖分」のない時間をつくることが必要です。(1)飲食物をだらだらと食べずに時間と量を決めること(2)寝る前の2時間以内の飲食を控えることによって、口の中をリセットしましょう。むし歯菌はぶくぶくうがいでは取り除くことはできません。飲食の後は歯ブラシ等を使って、ハミガキをしましょう。フッ化物配合の歯磨き剤は脱灰を防ぐ効果があります。口がすっきりすると、食べたくなる気持ちも抑えられるので、食べ過ぎによる肥満予防にもなります。
参考文献:厚生労働省「e-ヘルスネット」

女子栄養大学栄養クリニック管理栄養士 田村真紀(たむらまき)

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