誰もが歳をとります。高齢になり、身体や生活に何らかの変化が出てくることで、これまでできたことが難しくなり、不安を感じることもあります。しかし、いくつになっても元気に楽しく生活できることが、一人ひとりにとって、そして地域社会にとっても大切なことです。
そのために、地域のさまざまな資源(行われている活動など)について調べたり、地域のさまざまな人と話したり、その声を住民の立場で行政や専門職に伝えたりつなげたりしながら、“支え合う地域づくり”を進めていく1人として「生活支援コーディネーター」、通称「地域支え合い推進員」(以下「推進員」)がいます。
中津市には、現在、南部・豊田・沖代・今津・三光・山国地区に6人の推進員がいます。推進員は、「自分たちの住む地域がいくつになっても住みやすい地域であるために何かしたい」という想いを持つ住民の人にお願いしています。
推進員は専門職ではありません。地域づくりの主役は住民です。住民だからこそ、素人だからこそできる「住民感覚」が、地域づくりには大切なことから、その地区に住む人に担っていただいています。
■推進員が取り組んでいる活動の一例を紹介します!
◇地域の福祉活動への参加・情報収集
地域で行われているサロン活動や週一体操教室など、世代関係なく行われているさまざまな活動に参加し、地域の様子の把握をしています。
◇地域の会議への参加
地域福祉ネットワーク協議会など、地域でさまざまな活動をされている人たちが集まる会議に参加し、地域の福祉課題などを一緒に考えています。
◇地域と専門職をつなげる
南部では、包括支援センター、ケアマネジャー、住民型有償サービス、民生委員などが集まって、つながりづくりのための情報共有をしています。
◇住民型有償サービスのサポート
住民同士で生活支援サービスを行っている「住民型有償サービスグループ」の会議に参加したり、利用の相談のつなぎを行ったりしています。
ここにあげた活動内容のほかに、居場所づくりや相談受付、オリジナル新聞の発行なども行っています。「ここに住んでよかった」と1人でも多くの人が思ってくれるよう、推進員が「ん?」と気になったら、地域のさまざまなところにおじゃまするかもしれません。高齢者の生活で何か困ったことがある時は、地域の推進員に相談してみてはいかがですか?
問合せ:(福)中津市社会福祉協議会地域福祉課
【電話】23-2095【FAX】24-7682
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