3月は、就職や転勤、転居など、生活環境が大きく変動する時期で、自殺者数が増える傾向にあることから、国は3月を「自殺対策強化月間」とし、自殺対策に関する理解と関心を深めるとともに、「誰も自殺に追い込まれることのない社会」の実現に向けて相談事業や啓発活動を実施しています。不安や悩みを感じた時には、1人で抱え込まずに専門窓口に相談してみませんか。
また、身近な方のいつもと違う様子に気づいたら、声をかけてみましょう。寄り添いながら不安や悩みに耳を傾け、専門家への相談をすすめて、やさしく見守りましょう。
◆主な相談窓口(いずれも相談無料)
▽大分いのちの電話
【電話】097-536-4343(毎日24時間対応)
▽フリーダイヤル自殺予防いのちの電話
【電話】0120-783-556(毎日午後4時~午後9時、毎月10日午前8時~11日午前8時)
▽こころの電話(大分県こころとからだの相談支援センター)
【電話】097-542-0878(平日午前9時~正午、午後1時~午後4時)
▽大分県西部保健所
【電話】0973-23-3133(医師による相談日もあります)
▽九重町保健福祉センター
【電話】0973-76-3838
▽ここのえ健康ダイヤル
【電話】0120-511-658(24時間年中無休 通話料無料)
▽こころの相談(チャット)
LINE ID:@913kaiae
(大分県が大分県公認心理師協会への委託事業としてSNS相談を実施しています)
◆3月9日は「脈(みゃく)の日」、自分の脈拍を測ってみよう!
脈がバラバラの不整脈には病気に由来するものと、生理的なものがありますが、病気に由来する不整脈の場合、動悸や胸の不快感の原因になるばかりか、時に生命を脅かす危険な不整脈となる場合もあります。中でも「心房細動」に注意しましょう。心房細動患者数は、検診で診断される患者数だけでも約80万人と推計されており、実際には100万人を超すものと思われます。高齢者に多く、今後人口の高齢化に伴ってさらに増加すると予想されています。心房細動があると脳梗塞になりやすくなります。日頃から自分の脈を測る習慣をつけ、リズムが不規則な場合など不安なときは医師に相談しましょう。
▽自分の指でチェック
手首の親指の下側にもう一方の手の指先をあて、拍動を感じるところを見つけます。乱れないか、1分間の脈拍数はどれくらいか、調べましょう。
▽血圧計・心電計
家庭用血圧計の中には、脈拍数や脈の乱れをはかれるタイプがあります。心電図が取れる携帯型心電計なら信頼度はさらにアップします。
▽スマホ・アプリ
脈拍数のほか、脈派も計測できるスマホ・アプリがあります。無料でダウンロードできるものもあるので、試してみましょう。
◆3月第2木曜日(3月14日)は「世界腎臓デー」
生活習慣の変化、高齢化を背景に「腎臓病」が増加しています。日本の成人の8人に1人が慢性腎臓病(CKD)にかかっているといわれ、気づかず症状が進むと、透析治療や腎移植が必要となるリスクが高まり、心臓病や脳卒中を発症するリスクも高まるといわれています。
予防としては、糖尿病や高血圧などの生活習慣病を要因とすることが多いため、定期的な健診や受診を行い、家庭用の血圧計で血圧を測る習慣をつけましょう。また、脱水状態になると腎機能は低下します。ただし、心不全やむくみなどの症状がある人は適切な水分量をかかりつけ医師に相談しましょう。
お問い合わせ:保健福祉センター
【電話】0973-76-3838
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