財政が良好かどうかの判断基準となる以下の数値を見ていきます。
■財政力指数 3年平均
地方税など自治体の標準的な収入で合理的に行政運営を行った場合に、どこまで必要経費が賄えるかを測定する指標です。この指標は数値が高いほど財源に余裕があるとされています。
令和4年度は0.41(前年度0.41)
■経常収支比率
毎年決まって入ってくるお金(地方税、普通交付税など)が、毎年決まって出ていくお金(人件費、借金の返済など)に、どの程度充てられるかを示す指標です。この比率が低いほど財政構造が弾力性に富んでいるとされています。
令和4年度は93.6%(前年度88.5%)
■実質公債費比率
借入金(地方債)の返済額(公債費)の大きさを、財政規模に対する割合で表した健全化判断比率(※)の一つです。この比率が18%以上となる地方自治体は、地方債を発行するときに国の許可が必要になります。
令和4年度は4.9%(前年度4.1%)
(※)健全化判断比率には、実質公債費比率の他に、実質赤字比率、連結実質赤字比率、将来負担比率、資金不足比率がありますが、いずれも比率が生じておらず、健全な状態です。
■用語説明
・健全化判断比率…財政が良好かどうか判断できる指標。財政破綻を防止し、早期に健全化を図ることを目的としているもの
・実質赤字比率…財政運営の悪化の度合いを示す比率
・連結実質赤字比率…全ての会計を合算し、市全体の財政運営の度合いを示す比率
・将来負担比率…将来、財政を圧迫する可能性の度合いを示す比率
・資金不足比率…公営企業ごとの資金不足額の事業規模に対する比率
県内市町村の状況は、大分県ホームページ「市町村財政のすがた」から見ることができます。
■特別会計
特定の事業を行うために一般会計と区別して設置している特別会計は、全ての会計区分において、黒字又は歳入歳出同額決算となりました。
■市税の収入状況
市民一人当たりの額は、令和5年3月31日現在の人口61,494人で算出しています。
問合せ:財政課財政係
【電話】22-8634(市役所4階)
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