令和6年度一般会計当初予算は386億2,146万円となり、前年度と比較して13億5,695万円増額しました。その要因として、「令和5年梅雨前線による大雨」に係る公共土木施設及び農林業施設の災害復旧事業費の増が挙げられます。
一般会計の歳入は、市で賄う自主財源が31.2%、国や県からの交付金などの依存財源が68.8%となっています。市税などの一般財源の確保に努めるとともに、ふるさと納税の水郷ひた応援基金をはじめとする基金の活用によって、財源の確保を行っています。
「目的別」と「性質別」のグラフは、ともに一般会計の歳出を表したグラフです。令和6年度を初年度とする「第6次日田市総合計画第3期基本計画」に基づいた施策を推進するとともに、災害からの復旧・復興を着実に進めるために必要な経費などを確保しました。
性質別で前年度の当初予算と比較すると、児童手当の拡充等によって扶助費が1億7,766万円の増額、災害復旧事業費が8億1,799万円の増額となっています。
■特別会計・企業会計当初予算
日田市には、特別会計と企業会計(水道・下水道事業会計)があり、一般会計と区別して設けられています。
■用語説明
▽歳入
市税:市民税、固定資産税、市たばこ税、軽自動車税などの税金
地方交付税:市町村が等しく事業を遂行できるよう、国から交付されるお金
地方譲与税:国が徴収した自動車重量税等から市に配分され、交付されるお金
分担金及び負担金:地方公共団体等の事業で利益を受ける人に負担してもらうお金
国・県支出金:市町村が行う特定の事業に対して国又は県から交付されるお金
市債:市の借入金で償還が1年を超えて行われるもの
繰入金:基金として積み立てたお金を取り崩して収入とするお金
▽歳出
人件費:職員や特別職の給与、議員の報酬など
扶助費:高齢者や児童などに対して行う様々な支援に必要な経費
公債費:事業を行うために借りたお金(市債)の返済(元金・利子)などの経費
普通建設事業費:学校や施設、道路の新・増設などに要する経費
物件費:旅費、施設の維持管理などに要する経費
補助費等:補助金の交付や負担金の拠出に必要な経費
災害復旧事業費:土砂崩れなど、災害が起きたところの原状復帰のための経費
繰出金:一般会計が特別会計などに負担するお金
問合せ:財政課財政係
【電話】22-8634(市役所4階)
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