日田市では、市民や議会、行政などがそれぞれの役割を果たしていくための基本的なルールとして、「日田市自治基本条例」を制定し、「市民一人ひとりが誇りを持って、安心して幸せに暮らすことができる、市民主体のまちづくり」の実現を目指しています。今号では、取組の一つとして、吹上町における自主防災組織の事例を紹介します。
■自主防災組織の設立
吹上町では、平成24年7月九州北部豪雨での被災経験から、防災組織体制の見直しを行い、より細かく迅速な防災体制の実現を目指して、平成25年に自主防災組織「吹上町自主防災会」を設立しました。地域住民が主体となって平成24年の災害を検証し、地域の実情に即して実効性のある防災組織へと見直しを行っています。
■取組内容
▽本部集中体制から5班体制へ分割
地域を5つに分割し、地域事情や住民状況に詳しい班長が迅速に判断できる体制へと見直し
▽実際の活動を想定した実施体制の確立
緊急時に実際に活動できることを重視した連絡体制や、高齢等で避難が困難な要支援者を個別整理した支援体制を確立
▽避難経路図の見直し
地域内の危険箇所や浸水域を地図上で整理し、詳細な避難経路図を作成
今後も、市民参画、協働、情報共有の事例を通じて、自治基本条例のことを紹介していきます。
問合せ:企画課企画調整係
【電話】22-8223(市役所6階)
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