■政策評価
○第2次杵築市総合計画で掲げていた将来像「人・自然・文化が調和した安心・安全で活力あふれるまち」は達成できていますか?
「そう思う」の値は14%です。「そう思わない」は70%になるため、将来像を達成したとは言えません。
杵築市がこれまで行ってきたこと26分野について、重要度と満足度を5段階で評価してもらいました。その一部をランキング形式で下記のとおりご紹介します。下記に示したもの以外でも、満足度の高いものとして、「予防に重点を置いた健康づくりの推進(24%)」や「子育て支援の充実(24%)」、「情報基盤の充実(17%)」がありました。
[重要だと思うもの]
1位 保健・医療・福祉のネットワーク化 71%
2位 雇用対策の充実 69%
3位 防災対策の充実 67%
4位 子育て支援の充実 66%
5位 地域生活を支える公共交通の充実 64%
いずれの事業も重要だと思うと回答がありますが、重要だが満足度が低い「雇用対策の充実」や「保健・医療・福祉のネットワーク化」、「地域生活を支える公共交通の充実」は今後10年も引き続き力を入れて取り組んでいきます。
[満足していないもの]
1位 雇用対策の充実 50%
2位 地域生活を支える公共交通の充実 35%
3位 道路網の維持 35%
4位 集客・観光の振興 32%
5位 保健・医療・福祉のネットワーク化 29%
■将来像
第3次杵築市総合計画は、今後10年でどのような杵築市にしていくか、していくべきかを示していく計画です。そこで、市民の皆様がどのような街になってほしいかを、キーワードで聞きました。
○今後の10年間において杵築市では、特に何を大事にしたまちづくりを行うべきだと思いますか?(最大3つ)
第2次杵築市総合計画でも掲げられていたキーワード「安心・安全な」や「活力のある」は回答者の約半数が選択しました。また、地域の人間関係やコミュニティを意味する「支え合う」や生活の利便性等に関係する「快適な」、子育てや人づくりに関する「健やかに育む」などが多く選択されていました。第2次総合計画で目指した「安心・安全で活力あふれるまち」を引き続き目指すとともに、「支え合う」や「快適な」、「健やかに育む」といった視点をもったまちづくりが求められています。
■行政DX
杵築市が現在行っている電子行政サービスの利用状況や今後電子化してほしい行政手続きについてお聞きしました。公式ウェブサイトやSNSを利用したことがある方は多いですが、一方で、全く利用したことがない、分からないと回答した方が約半数に上りました。「使い方がよくわからない」、「窓口のほうが早くて便利」などハードルがあることがわかりました。
また、新しく電子化すると便利だと感じる手続きを尋ねたところ、「粗大ごみ」や「キャッシュレス決済」、「書かない窓口」の導入が多くなっていました。「特になし」は3割程度ですが、現在電子行政サービスを利用していない人でも、今後利用していきたい方が増えてくると思われます。より使いやすい仕組みとなるように進めていきます。
■情報発信
杵築市では、生活に必要かつ役立つ様々な情報を発信しています。発信内容を重要と感じるかや満足しているかを回答いただきました。どの情報も重要であると回答いただいていますが、特に重要だと感じているものは「防災情報」の値が最も高く、「道路交通情報」、「子育てに関する情報」も値が高くなっています。一方、満足度は「防災情報」や「水道・生活環境の情報」が相対的に高くなっていますが、「道路交通情報」や「市政に関する情報」が低くなっていました。
また、情報を取得している媒体を聞いたところ、「広報きつき(80・8%)」、「回覧板(51・9%)」、「ケーブルテレビ(28・9%)」、「公式サイトやSNS(25・8%)となっていました。年代が低いほど、「公式サイトやSNS」や「近所の人など、口コミ」から情報を取得していました。これを参考にしながら効果的な情報発信を推進していきます。
アンケートの回答にご協力いただきありがとうございました。市民の皆様の市の現状に対する思い、そして、今後のまちづくりに望むことなどのご意見は、新しい総合計画策定に活用させていただきます。
新しい総合計画は、令和7年度から10か年の計画期間とする予定で、市民の皆様の現在の市の施策に対する評価(満足度)と将来に向けた意向(重要度)を計画策定に役立て、10年後の杵築市がより豊かになるような施策を推進していきます。
問い合わせ:企画財政課 企画政策係
【電話】0978-62-1804
<この記事についてアンケートにご協力ください。>