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人権コラム 気づき NO.47

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大分県杵築市

■差別をなくす運動月間
昭和40(1965年)年8月、部落差別(同和問題)の「早急な解決こそ、国の責務であり、同時に国民的課題である」とする同和対策審議会答申が出されました。
大分県では、8月を「部落差別等あらゆる不当な差別をなくす運動月間」と定め、長年の課題である部落差別問題や社会的に関心が高まっている性的少数派に対する社会問題、インターネットにおける人権問題など、あらゆる差別の解消をめざして、県下各地で講演会など、さまざまな人権啓発活動が開催されています。
人権が「特別」なことではなく、「あたりまえ」のこととして守られる社会にしていく必要があります。杵築市でも人権問題について正しい認識を育てる学習を生涯学習に位置づけ、生涯の各段階にわたり、さまざまな学習機会や情報提供を行い、人権を身近なものとして捉えてもらいたいと考えています。そして、部落差別問題を中心とした視点から、人権課題を自らの課題として受け止められるよう、差別を許さない人間の育成と人権を尊重する住み良い地域づくりをめざしています。
「8月の運動月間」では、「人権・部落差別問題講演会」をはじめ、さまざまな講演会やパネル展、人権啓発のチラシ配布などの啓発活動等、個々の人権意識の高揚および人権感覚を磨くための取組を行っているところです。
人権は「全ての人が個人としての生存と自由を確保し、社会において幸福な生活を営むために欠かすことのできない権利」です。ぜひ、この「差別をなくす運動月間」を機に、家庭でも話し合ってみましょう。
そして、自分も、周りの人も、全ての人々の人権が大切にされる人権尊重のまちづくりをめざしましょう。
〔社会教育課、人権啓発・部落差別解消推進課、隣保館〕

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