■秋野菜の管理
◇ダイコン
挾間、庄内は今月種まきすれば年内採りも可能です。品種選びは慎重に行いましょう。通常秋ダイコンは60〜90日で収穫です。この間に肥大していないものはその後いくら待っても肥大しません。収穫遅れはス入りになります。
◇キャベツ
追肥が非常に大事で、結球開始までに3回は行いましょう。栄養不足で葉数が足りないと巻き始めません。肥料切れさせないようにしましょう。この時期でも虫などの食害を受けます。結球前から処分しておかないと巻いてからでは難しくなり、薬剤も効果が劣ります。防虫ネットなどを活用しましょう。
◇はくさい
キャベツ同様に追肥が非常に大事です。生育初期に肥料切れしないよう速効性の肥料で早めに追肥します。結球開始までに3回行います。葉数が少ないと巻き始めません。追肥をした後はしっかり水やりして肥効を高めます。乾燥に弱いのでこまめな水やりをしましょう。害虫に注意し防虫ネットなど活用しましょう。頂部を紐で縛るのは防寒対策であって巻きが良くなるわけではありません。
◇たまねぎ
今月より早生、極早生種の定植時期です。石灰、肥料に加え、単肥リン酸を使用し初期の根張りを良くします。初期に肥料を効かせすぎるとトウ立ちしやすくなります。連作しても問題ありません。
◇小松菜、チンゲン菜
種まきから収穫まで2ヵ月程度と早く、作りやすい野菜です。乾燥すると品質が悪くなるので注意します。アブラナ科野菜はレタス、チシャ、ベビーリーフやハーブなどを混植すると害虫を減少できます。葉物野菜は元肥のみで基本的に追肥はしません。
◇ほうれん草
種まき前一晩水に浸しておけば、発芽が良く揃います。酸性には極めて弱いので、石灰質肥料を多く施用しておきます。生育途中で黄色くならないように肥料や堆肥を多く使用すると比較的作りやすいのでしっかり投入しましょう。
◇ニンジン
発芽させるために毎日水をやれば1週間ほどで発芽します。その後2、3回間引きして縦横10cm間隔にします。間引いたニンジンの葉はとても美味しいので、かき揚げなどにしてみてください。
問合せ:農政課
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