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【農業サポーター】教えて!甲斐指導員

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大分県由布市

■今月の農作業
●柑橘類について
収穫期を過ぎたミカンの実が付いているのを見かけます。この時期であれば晩生でしょう。収穫するのであれば適期に、収穫しないのであれば樹の負担軽減のために落としましょう。
12月から翌年の5月ごろにかけて収穫するのが中晩柑類です。ポンカン、伊予柑は12月〜1月に、はっさく、甘夏は1月〜3月、晩白柚は1月〜4月、文旦と日向夏は4月以降など、大まかな収穫時期があります。晩生種の柑橘類は収穫後すぐに出荷せず、1ヵ月くらい寝かせ追熟させるものが多いので、店に並んでいるのを見て収穫時期だと勘違いしないようにしましょう。収穫が終わると剪定をして翌年に備えます。カボスやユズも同様に実を放置せずに処理します。
肥料は年間3回行います。今からは元肥で芽を伸ばすため、夏は追肥で実のため、収穫後のお礼肥とそれぞれ役割があります。春は牛糞や油粕など有機物を多くし、できれば石灰類も施します。庭先で放任してもできる柑橘類ですが、しっかりと手入れしてあげることで見違えるように若返ります。また、幹の周りが草薮になるとカミキリムシの幼虫が侵入しやすくなります。周囲はしっかり除草しましょう。

●春野菜に向けて
定植準備をします。堆肥は1ヵ月前までに、石灰の投入は定植2週間前に、元肥は1週間前を基本にします。

●ジャガイモ、サトイモの植付け
春夏野菜より一足先にイモ類の植え付けをします。ジャガイモは3月中旬までに、サトイモは今月末から4月中旬までに植えましょう。

●スナップエンドウ
マメ科なので追肥は不要ですが、生育状況に応じて行います。ただし、1株に小さじ1杯程度と少量が望ましいです。エンドウ豆は性質上、親ツルと子ツルほど実が良く着き、孫ツルはほぼ着きません。混みあうので早めに除去しましょう。

●タマネギ
極早生種は収穫期となります。極早生種は多くが小玉〜中玉種なので順調に生育していれば、これ以上待っても追肥をしても球太りしません。病気で傷む前に収穫しましょう。早生種はまだ肥大途中で収穫時期ではありませんが、追肥は不要です。中晩生種は最後の追肥となります。ただし、天候と生育具合をみて多肥栽培にならないように調整しましょう。また、気温上昇で病気が出やすい季節です。排水対策や除草作業を行い、病気にかからない工夫をしましょう。なお、市場の6割以上を占める北海道産タマネギが不作のため、今年の価格は6月くらいまで高値で推移する見込みです。

問合せ:農政課
【電話】097-582-1293

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