春夏野菜の植え付けから初期管理のポイントを紹介します。
●ナス
全生育期間にわたって多湿を好むので水を十分与えます。追肥は半月に1回を目安に行います。1番花が咲く主枝とその下部から出る枝、さらに、その下からでる枝とで3本仕立てとします。それより下の芽は摘み取ります。
●トマト(大玉)
追肥は1段目の果房の大きさがピンポン玉くらいになってから施します。早すぎは実が落ちるので厳禁です。各節から出るわき芽は摘み取り1本仕立てにします。ミニトマトは2〜3本仕立てでも構いません。
●キュウリ
地上部に湿が多いと病気が発生するので、浅植えで株元を少し高くします。水やりで株元が窪んでも覆土しないでください。肥料と水が不足すると奇形果が増えます。
●ピーマン
定植後は水をしっかり与え活着させないとその後の生育に大きく影響します。最初の枝が分岐したらそれより下の脇芽は全て除去します。日当たりが開花結実に重要ですから、枝は上に伸ばすより横に広げるようにしましょう。
●スイカ
高温を好むため定植適期は今月末ごろの十分に気温が高くなってからがよいでしょう。やや高畝にし、定植前には十分かん水しておきます。本葉5〜6枚残して芯止めし、4〜5本の子ツルを出します。肥料過多はメス花が減るので注意しましょう。
●オクラ
地温が10℃以下では発芽も生育もしません。苗を植える場合も十分に地温が上がってからにしましょう。肥料を吸う力が非常に強いので初期に肥料を与えすぎると樹勢が強すぎ奇形果が増えます。追肥は収穫が始まってから半月に1回の間隔で行います。
●タマネギ
収穫遅れはトウ立ちになります。晩生種は5月末〜6月中ごろまでに行います。全体が自然倒伏した状態になれば早めに収穫しましょう。球が出来上がっていれば倒伏前でも構いません。必ず晴天の日に収穫しましょう。水分が多いと貯蔵中に腐敗します。収穫後すぐに茎葉を短く切らないようにしましょう。切り口から病原菌が球の方へ侵入しやすくなります。
問合せ:農政課
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