文字サイズ
自治体の皆さまへ

【農業サポーター】教えて!甲斐指導員

22/27

大分県由布市

■今月の農作業

●水稲
◎トビイロウンカの発生が確認され、大分県から注意報が発令されています。
中干し後から出穂期を迎えますが、その前に穂肥を散布します。一発肥料を使用の方は必要ありません。近年「ヒノヒカリ」より「なつほのか」が大幅に増えています。「なつほのか」は早生種であり出穂時期が早いので穂肥散布時期に注意しましょう。また、田植え時の箱粒剤も長期間効果があるものは問題ありませんが、それ以外のものは効能が切れ、いもち病やウンカなど被害が懸念されます。粒剤散布など早めの対策を行いましょう。

●ナス
古い枝には実は着きませんので常に剪定で新しい芽を伸ばしましょう。1つの枝に実は1つを心がけましょう。また、ナスは水分と肥料をしっかり与えれば元気に育ちます。水は株元にやるのではなく畝間、通路に溜まるくらい流しこみ、追肥も株間や畝肩、通路に施します。この時期は花をじっくり観察してください。花の中心の雌しべが雄しべより短く引っこんでいると栄養不足です。栄養不足では結実しにくく、実が付いても奇形果や太らず硬いまま(石ナス)だったりします。追肥は最低でも半月に1回行いましょう。あきらかに弱った株は病原菌に侵されていて回復不能の場合があります。早めに引き抜き圃場外にて処分しましょう。

●トマト
大玉を露地で栽培すると梅雨の影響とその後の高温で病気が発生しやすくなります。5〜7段目の花が咲いたら芯止めします。これ以上は伸ばしても収穫できる実を付けるのは難しく、現在ある実に養分を集中させましょう。伸びすぎた枝や脇芽を整枝します。ミニトマトは比較的育てやすいので整枝程度で秋まで収穫を楽しみましょう。いずれも追肥は半月に1回程度行いますが、吸肥力が強く栄養過多になりやすいので注意しましょう。水は土が乾いてからで十分です。

●キュウリ
親ヅルは手の届く高さで摘心してください。株元が混み合わないように下葉と脇芽を除去します。2回目の種まき、苗を株元に植えれば長い期間キュウリの収穫ができます。1回目の株の木陰になるようにして育てるのがコツです。水、肥料不足では良い実は付きません。

●夏場の水やり
朝夕が基本ですが、やむをえず日中にやる場合は少量は根を焼くので避け、やりすぎかなと思うくらい十分やれば土を冷やしてくれます。

問合せ:農政課
【電話】097-582-1293

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU