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【農業サポーター】教えて!甲斐指導員

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大分県由布市

●秋野菜を植える前に
春夏野菜を植えていた畑に秋冬野菜を植える場合は、前作の残渣(根茎葉)を土に混ぜ込まないように圃場外に持ち出しましょう。病原菌を持っている場合があります。家庭菜園では連作となる事も多く、作物も障害が出やすくなります。水と透明ビニールだけでできる太陽熱による土壌消毒を行いましょう。夏場の高温で10日〜2週間行えば殺菌、殺虫、除草効果があります。

●秋野菜のたねまき
今月から来月にかけタマネギ、キャベツ、ハクサイ、ダイコン、ニンジンなどのタネまき期です。タネは厚まきした場合は「友育ち」といって初期の生育は刺激しあい旺盛ですが、後半になるとお互いの生育を邪魔してしまいます。逆に薄すぎると「1人ばえ」といい刺激がなく競争相手もないので生育はゆっくりとなりますが後半は旺盛な株になります。この性質を利用し苗を作る場合は鉢上げし、直まきは間引きしましょう。

■今月の管理作業
●サトイモ
追肥と土寄せは今月上旬までに済ませます。その後は土が乾燥しないようにしましょう。里芋の出来は今からの水分量で大きく違います。たっぷりと水があれば大きなイモが育ちます。株元にやっても意味がなく、通路に溜まるくらい流しこみましょう。

●サツマイモ
ツル返しをしましょう。伸びたツルの先には根が張ります。放置すると肝心のイモが育たず数も減ります。5月ごろ植えたものは今月から本格的に肥大を始めるため、栄養をツルに取られないようにその前に行いましょう。

●インゲン豆
年間に3回種まきできるため三度豆と言われるインゲン豆は今月上中旬が最後の種まき時期です。酸性土壌を嫌うので石灰をしっかり散布し、肥料は少量で行います。直近年、豆類を植えていない畑でないと連作障害が出る可能性があるので注意しましょう。

●オクラ
摘葉しましょう。収穫と同時に葉を除去します。実より下に1〜2枚葉があれば十分です。背丈が高くなってきたら下部から出る脇芽に更新するのもいいでしょう。暑さや乾燥に強いため一見丈夫そうに見えますが水は定期的にやりましょう。生育が遅く硬い実になります。

問合せ:農政課
【電話】097-582-1293

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