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竹田医師会病院健康だより第17回

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大分県竹田市

■骨折と栄養
近年、骨折で入院される患者さんが多くなっています。転倒による骨折だけでなく、転んでもいないのに骨折してしまうこともあります。このような骨折は、骨がもろくスカスカになる骨粗鬆症が原因だと言われています。骨折すると回復するまでに数か月かかり、その間に活動性が低下するため、筋力が落ち、胃腸や肺・心臓の動きが悪くなり食欲が低下します。更に進行すると、寝たきりになることもあります。
骨折しない、強くてしなやかな骨を作るためには、やせの防止と適正体重を維持し、タンパク質とカルシウム、ビタミンD、ビタミンKを充分とりましょう。

■1日の摂取目安量・
□カルシウム700~800mg
牛乳200ml
チーズ1個(20g)
小松菜100g
木綿豆腐1/2丁
ししゃも3尾

□ビタミンD10~20マイクログラム
鮭1切

□ビタミンK250~300マイクログラム
納豆1パック

また、子供の頃の食生活も大切です。骨の密度は18歳頃がピークと言われていますので、18歳までどれだけ蓄えておくかが重要です。小中高生はもちろん親元を離れる20歳前後の食育も気をつけたいところです。
骨の健康のために食生活を見直し健康寿命を延ばしましょう。
なお持病がある方はかかりつけ医にご相談されてください。
(竹田医師会病院 栄養管理室)

■おすすめメニュー
□小松菜の塩昆布ナムル(2人分)
60kcal・塩分0.9g・蛋白質2.0g・カルシウム159mg
材料:
・小松菜1把(200g)
・すりおろしニンニク少々
・塩昆布10g
・ごま油小さじ2
・ごま少々
作り方:
(1)小松菜は長さ4cmに切る
(2)耐熱皿に小松菜を入れふんわりラップをかけて電子レンジで3分加熱し、2分蒸らす
(3)軽く水気を絞り、残りの材料を加えて和える

□イソフラボンたっぷりホット豆乳(1人分)
200kcal・蛋白質9.7g・カルシウム45mg
材料:
・豆乳200ml
・きな粉大さじ1
・すり黒ごま大さじ1
作り方:
(1)耐熱カップに豆乳を200ml注ぎ電子レンジで温める
(2)(1)の豆乳にきな粉とすり黒ごまを入れよく溶かす
☆好みではちみつを加えると飲みやすい
☆イソフラボンは骨粗鬆症予防にも役立

問合せ:竹田医師会病院
【電話】63‒3241

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