■第33回COPDを学ぼう!
▽ご存知ですか?COPD
COPDとは慢性閉塞性肺疾患(まんせいへいそくせいはいしっかん)で肺の生活習慣病とも言われています。現在、COPDの認知度は3割で、竹田市健康づくり計画の目標では認知度50%を掲げています。COPDは主にたばこを吸う人に多いですが、受動喫煙も発症の原因にもなります。症状は咳やたん、息切れ等で、初期のうちは症状がほとんどありませんが、悪化すると少しの動作で息切れを起こし、生活に支障をきたします。息切れによる息苦しさは、健康な人がストローをくわえて呼吸する様なものだと想像してください。もしCOPDによって肺機能が低下した場合、現在の医学では元の状態に戻ることはありません。そのため、進行前に早期発見することが大切です。
▽COPDの診断
自覚症状がある人はかかりつけ医か呼吸器科を受診してください。
診断では「スパイロメーター」という機器で呼吸機能検査を行います。他にもCTなどの画像検査も肺の状態を知るために行われます。せきや呼吸困難の症状は他の病気の可能性も考えられます。必ず受診ください。
▽COPDの治療
治療の第一選択は、禁煙です。加えて薬物療法と呼吸を楽にするための呼吸法を行うことで、悪化を防ぎ生活をスムーズにできます。薬物療法には気管支拡張薬(吸入薬、貼り薬、内服薬)があり、重症者には酸素を供給する酸素療法を行います。体力の消耗が激しいCOPDの方には感染症は大敵です。手洗いや予防接種による予防が必要です。
また受動喫煙によるCOPDの予防には「分煙」が非常に重要です。
問合せ:保険健康課
【電話】63-4810
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