教育委員会では「将来の予測が困難な時代において、情報を活用しながら多様な他者と協力し、自分の考えを形成していくとともに、主体的に学び続ける子どもを育成する」を基本目標とした教育推進をしています。
■『たけたん自學舎〜入試対策集中講座〜』
1月27日(土)、2月10日(土)・17日(土)、市内の中学三年生を対象に、『たけたん自學舎〜入試対策集中講座〜』を開催し、市内4校から18人の生徒の参加がありました。初日は私立高校の入試前ということもあり私立の過去問題を、2回目及び3回目は大分県立高校の過去問題にチャレンジし、数学と英語の入試対策に取り組みました。教育分野への進路をめざす県内の大学生による、解答する際のポイントや問題の傾向等についての講義が行われました。
解答後の解説中、生徒の皆さんからは「あっそうか」「読み取れちょんのに、答え方が悪かったあ」等のつぶやきが聞かれ、学びに向かう姿が伺えました。入試本番に向け、「一つでも学び残しを減らし、一点でも多く勝ち取る」気持ちで、入試に臨んでくれることを期待しています。
■Let Us Enjoy English〜域学連携事業〜
「外国の人々や他校の友だち等、多様な人々との出会いを通して、さまざまな考えに触れること」「早い時期から生の英語に触れ、英語を使うことを楽しむ」ことを目的に1月13日(土)・16日(火)・18日(木)にかけて、竹田市内の小学生を対象にLet Us Enjoy Englishを開催しました。13日は小学三年生から五年生までの希望者が、16日・18日は市内の全六年生が、大分大学の留学生と交流しました。イタリア、シンガポール、スウェーデン、ベトナム出身の学生たちと、それぞれの国に関する理解をクイズ形式で行ったり、数を使ってゲームや会話をしたりと、英語を通して交流を楽しむ姿がみられました。帰り際、留学生たちを見送る児童の口から「また来る?」という問いかけもあり、子どもたちにとって有意義な時間になったことが伺えました。同時に留学生たちのうれしそうな笑顔も見られました。
■『学び残し0をめざして、主体的に』
本市では、今年度より各学年での学び残しゼロを目的に、小学校一年生から中学校二年生まで、公費にて竹田市標準学力調査を実施しました。昨年度までは小学校四年生以上で行っていましたが、「子どもの学びを客観的に把握したい」との低学年の保護者の声もあり、12月12日を基準に、全学校で実施しました。インフルエンザ等感染症による欠席が多い学校では、その前後に調査を実施した学校もあります。結果を受けて、誤答の多い問題は授業の中で、個々の弱点は個別で、やり直しや演習等の指導を各学校で行っています。さらに家庭学習を通じて、タブレット端末のアプリや復習プリントで学び残しのないよう補充を行っています。
中学一年生対象の『たけたん自學舎』では英語スペシャル、小学生対象の『たけたん自學舎』では、8月から取り組んできた『たけたん小テスト』での学びを検証するために、たくさんの小学生が『たけたん大テスト』に希望参加し、自分の学びを確かめる姿も見られました。
以前に紹介した『竹田高校体験セミナー』や『たけたん自學舎』、『Let Us Enjoy English』等に「積極的に参加すること」「本市が導入しているアプリで自主的に復習すること」を通して、主体的に学びに向かう竹田の子どもたちの姿を期待しています。
来年度もこれらの学びの場にどんどん参加してください。
問合せ:学校教育課
【電話】63-4833
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