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竹田の教育の深化 〜夢に挑戦する主体的な学びの推進〜(1)

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大分県竹田市

令和5年度、教育委員会では「将来の予測が困難な時代において、情報を活用しながら、多様な他者と協力し、自分の考えを形成していくとともに、主体的に学び続ける子どもの育成」を重点目標に掲げ、教育施策を展開してまいりました。令和6年度に向け、その総括を行い、竹田市学校教育ビジョンをアップデートし、今年度も「夢に挑戦する主体的な学び」の推進をしてまいります。

■統合から1年の竹田中学校で
昨年度4月に竹田中学校・久住中学校・都野中学校が統合し、新生竹田中学校がスタートしました。統合による生徒・保護者の不安解消のために統合前から行ってきたアンケートを2月26日〜3月6日に実施し、1年を終えようとしている竹田中学校での生活について伺いました。

▼生徒へのアンケート
○学校生活は楽しいですか

○統合して良かったと感じていますか

○「良かった」の声
・たくさんの人と関わることができて、考えの幅が広がった。
・発表の時、いろんな意見が聞ける。たくさん意見が出る。
・みんなで協力する大切さや何事にもみんなで一生懸命取り組む楽しさがわかった。
・いろいろなことにチャレンジできる機会が増えた。
・人間関係が広がって、苦手な人と関わらなくてもよい。

○「良くなかった」の声
・人が多すぎて、人との関わりが難しい。
・今まで起こらなかったことが起こるようになった。
・昨年まで先輩たちがしてきたことを「そのまま」続けることができなくなった。
・それぞれの学校の考え方があり、環境が変わったことでトラブルが多い

▼保護者へのアンケート
○統合して良かったと感じていますか

○「良かった」の声
・いろんな方との触れ合いが多くなって、そこでの経験を通して、目上の方への言葉の選び方や配慮を学べている。
・友だちとの関わりについて等、悩んだりすることもあるが、少人数の中では経験できないようなこともたくさん学んでいると思う。
・固定していた友だち関係が、広がった。
・人数が増え、学習意欲が少し上がっているように思う。

○「良くなかった」の声
・トラブルが増えた。
・人が増えた分、子どもも保護者も関わりが希薄になったように感じる。
・子どもは楽しそうに通っているので、一概に良くなかったとは言えないが、いくつか不便に感じることはある。(スクールバスのシステム等)
・三年生は1年間しかなかったので大変だった。

■生徒と保護者の声から
アンケートの結果から、子どもたちの「良かった」「良くなかった」に関する一番多い理由は、人間関係に由来するものでした。学校生活において、部活や休み時間の過ごし方、授業や勉強の場面においても、友だちや先輩等、人間関係が大きく広がっています。多様な他者との関わりを通して、世界を広げ、考えを深めている生徒の皆さんの姿が伺えます。また、保護者の方々の「良かった」の理由も、「悩んでいる姿もあるが、人との関わり方を学ぶ機会になっている」「新しい出会いの中で学習においても刺激を受けている」等、友だちや周囲の人との関わりによって得られる良い影響を感じているようでした。今後も子どもたちの成長のために、教育委員会・保護者・地域一体となって、子どもたちの出会いや人間関係を支えていきます。
保護者のご意見の中に「『良い、悪い』ではなく、『良かった点・不便な点』を記入するやり方にしてはどうか」という声がありました。それぞれの理由を記入していただくことで「良かった点・不便な点」についても記載がありますので、今回のアンケートの結果を竹田中学校と共有し、教育委員会が取り組むこと、学校が取り組むことを整理し、今後の教育施策や学校の教育活動に活かしていきます。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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