竹田商工会議所では、地域の人手不足解消と産業の活性化を図るため、令和4年1月に監理団体の許可を得て外国人技能実習生の受け入れを開始しました。現在インドネシアの送り出し機関からの受け入れが可能で、「ひとづくり」を通し若く躍動的な力が各企業の、また竹田市の大きな財産になっています。
※詳しくは本紙をご覧ください。
■制度の概要
技能実習制度の目的・趣旨は、我が国で培われた技能、技術または知識(以下「技能等」という)の開発途上地域等への移転を図り、当該開発途上地域等の経済発展を担う「ひとづくり」に寄与するという、国際協力を推進する制度です。
技能実習制度の内容は、外国人の技能実習生が、日本において企業や個人事業主等の実習実施者と雇用関係を結び、出身国では困難な技能等の修得・習熟・熟達を図るものです。期間は最長5年とされ、技能等の修得は、技能実習計画に基づいて行われます。
受け入れ方式には、企業単独型と団体監理型の2つのタイプがあります。本市では竹田商工会議所が監理団体となり技能実習生を受け入れ、傘下の企業等(実習実施者)で技能実習を実施する方式をとっています。
また、商工会議所では技能実習生だけではなく、技能実習生の一つ上のカテゴリーとなる特定技能生や、本市が覚書を締結しているインドネシアの国立大学の学生インターンシップ生の受け入れも行っています。市内事業者のニーズや事情に応じて相談が可能となっていますので、詳細はお問い合わせください。
■技能実習生の声
▽フェリさん(インドネシア) 技能実習(自動車整備)
竹田商工会議所には親切な人がたくさんいて、日本語や近所付き合い、文化、ルール(例:ゴミ分別講習)など、日本での生活に関することを教えてくれました。同僚たちは、私を職場でとても歓迎してくれています。最初は言葉の壁もあり、緊張して自分の力を出し切れるかどうか不安でした。しかし、優秀な整備士になることは高校生の頃からの夢だったので、この会社のために頑張り続けています。
帰国後は、日本で習得した知識と経験を活かして、自分の整備工場を開くつもりです。
▽ヨギさん(インドネシア) 技能実習(自動車整備)
来日当初は、後々の日本での生活に不安や心配がありましたが、竹田商工会議所が日本での生活について心をこめてサポートし、精神的なサポートまでしてくれました。会議所の1か月の講習はとても楽しく、私の日本語の知識と語学力を大きく向上させvました。
今の仕事は私にとても合っています。言葉の壁がありますが、先輩方が親切にゆっくり説明し、心をこめて教えてくれます。さらに、実習で習得した経験や知識を持ち帰り、帰国したらインドネシアの家族や同僚に教えたいと思います。
問合せ:
商工観光課【電話】63-4807
竹田商工会議所【電話】63-3161
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