■地震への備え
8月8日、日向灘を震源とするマグニチュード7・1の地震が発生し、気象庁から「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が初めて発表されました。南海トラフ地震は、今後30年以内の発生確率が70%から80%といわれており、本市も震度6弱が想定され、大きな被害が見込まれる地域として指定されています。市民の皆さんは、日ごろからの「地震への備え」を再確認し、揺れを感じたらまず身を守る行動を行いましょう。
家庭で:頭を保護して、机の下など頑丈な場所に隠れる
屋外で:ブロック塀や電柱、自動販売機など、倒れる危険のある場所から離れる
沿岸部で:津波の発生・襲来に備えて、安全な場所に避難する
南海トラフ地震の発生に伴い、関東から四国・九州にかけて極めて広い範囲で著しい災害が生じるおそれがあります。特に沿岸部では津波による甚大な被害が生じる可能性があります。大きな被害が見込まれる地域では、南海トラフ地震に備える必要があります。
▼南海トラフ地震で大きな被害が見込まれる地域
[南海トラフ地震防災対策推進地域] ※詳しくは本紙をご覧ください。
○指定基準の概要
・震度6弱以上の地域
・津波高3メートル以上で海岸堤防が低い地域
・防災体制の確保、過去の被災履歴への配慮
■風水害への備え
山間部に位置する本市は、河川の急激な増水や氾濫の危険性も非常に高く、裏山などがある場合は、土砂災害などにも注意が必要です。いつ襲ってくるかわからない災害から命を守るために「日ごろからの備え」をしっかりしましょう。
■防災マップを確認しよう
防災マップとは、災害の被害想定区域や避難所の位置などが表示された地図です。
河川の氾濫や浸水、土砂災害などの危険性が想定される区域に、色が塗られています。自宅がある場所に何らかの色が塗られている場合は、どのような災害の危険性があるのかを把握しておくことが重要です。
まずは防災マップで自分の家がどこにあるかを確認してみましょう。
■避難場所を決めておこう
災害の危険がある場所にいる方は、早めの避難が重要です。避難するところは、市が開設する避難所だけではありません。自宅や隣接建物の2階以上に避難(垂直避難)する方法や親戚・知人宅へ避難することも考え、『自らの命は自らが守る』意識を一人ひとりが持ち、普段からどう行動するか決めておきましょう。
また、家族がそれぞれ別々の場所にいて災害が発生する場合があります。日ごろから安否確認の方法や集合場所などを、家族で話し合っておきましょう。
■危険を感じたら速やかに避難を
避難指示が発令されていなくても、災害が起こりそうな状況に気がついたり、身に危険を感じたときは、早めに自主避難しましょう。
■非常時持ち出し品の備えを
災害発生時は、ライフライン(電気・水)等が止まる可能性が高まります。家族人数分の食料、水を最低限3日分確保するなど、非常時持ち出し品を準備しておきましょう。
非常時持ち出し品は、いざというときすぐに持ち出せるように、日ごろから準備・点検し、リュックなどの持ちやすい状態でまとめておきましょう。
▽非常時持ち出し品の準備とチェック
■令和6年度 大分県・豊肥地区総合防災訓練(竹田市・豊後大野市)
日時:9月29日(日)午前9時~午後1時 ※正午以降は展示のみ
会場:竹田市総合運動公園・竹田市体育センター・グランツたけた駐車場
内容:救出救助訓練・避難訓練・災害対策用車両展示・炊き出し等
問合せ:総務課防災危機管理室
【電話】63-4800
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