いきいき健康だより(2)

21／41

■3月14日(木)は世界腎臓デー
毎年3月の第2木曜日は世界腎臓デーです。慢性腎臓病(CKD)は、腎臓の機能が慢性的に低下したり、尿たんぱくが継続して出る状態です。慢性腎臓病が進行すると腎不全となって人工透析や腎移植が必要になることもあります。慢性腎臓病は動脈硬化の危険因子としても重要で、脳卒中や心筋梗塞が発症する確率が高くなります。

自覚症状に乏しい腎臓の病気は、早期から適切な治療を受けることが大切です

◇健康診断を受けよう
尿検査(尿たんぱく)、血液検査(血清クレアチニン、e-GFR)で分かります

◇生活習慣を見直そう
・1日3食バランス良く食べよう
・食物繊維をたくさんとろう
・塩分・脂質の取り過ぎに注意しよう
・水分補給を心がけよう
・睡眠、休養をとり、血圧をコントロールしよう
※治療中の方は主治医にご相談ください。

■新型コロナワクチンの全額無料(公費)接種は3月31日で終了します
無料での接種をご希望の方は、お早めにご検討ください。(令和5年9月20日以降、3～7回目の接種を行った方を除く)

◇令和6年度以降は定期接種となります
実施時期：秋から冬の時期に1回
接種対象：インフルエンザの定期接種と同様の対象者
・65歳以上の高齢者
・60～64歳で重症化リスクの高い人(※)
※60～64歳で、心臓、腎臓または呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活が極度に制限される方、およびヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に障害を有し、日常生活がほぼ不可能な方。
その他：
・定期接種の対象者以外の方は、接種費用を全額自己負担いただくことで「任意」で接種できます。
・具体的な実施時期、自己負担額等は、市の方針が決まり次第、市報や市ホームページでお知らせします。

問い合わせ先：市民生活課　新型コロナワクチン接種担当
【電話】0974-22-1001(内線2109・2110・2906)

■こころ元気ですか?　～3月は自殺対策強化月間です～
自殺対策基本法では、毎年3月を自殺対策強化月間と定めて、啓発活動をしています

◇豊後大野市の現状
平成29年～令和3年の自殺SMR値は「106.9」で全国平均の「100」を上回っており、死亡率が高いと判断されます。

※SMR(標準化死亡比)は、年齢構成の異なる地域間の死亡状況を比較するために、年齢構成の差異を調整して算出した死亡率です。全国平均(または各都道府県)を100としています。
出典：大分県福祉保健企画課ホームページ

■「こころの健康教室(テーマ：こころの健康と食・睡眠)」を開催しました
◇こころの健康と食のつながり
1月18日、市役所保健センターで大分県立看護科学大学精神看護学杉本圭以子(すぎもとけいこ)准教授を迎えて「こころの健康と食のつながり」をテーマに、健康教室を開催しました。杉本准教授から、うつ病と食生活の関係は深いこと、また、こころの健康によい食事のポイントとして、(1)たんぱく質をしっかりとる(2)鉄をしっかりとる(3)糖質を減らす(4)悪い脂質を避け良質の油をとるとのお話がありました。

◇こころの健康と睡眠のつながり
1月23日、市役所保健センターで大分県立看護科学大学精神看護学影山隆之(かげやまたかゆき)教授を講師に迎えて「こころの健康と睡眠のつながり」についてお話を聞きました。影山教授から「快眠の心がけ7か条」として
(1)決まった時間に起床する
(2)目覚めたあと光が当たる場所に30分以上いる
(3)朝食を決まった時刻に食べる
(4)1日をいきいきと過ごす
(5)お昼から15時までに30分以内の昼寝
(6)午後3時間以上太陽の光の当たる明るい所で過ごす
(7)午後から夕方にかけて作業や運動などで身体を動かす
との提案がありました。

■あなたの周りに深刻な悩みを抱えた人がいたら声をかけてみませんか
～不安を抱えている方への対応～
◇したほうがよいこと
・気が散らないようにできるだけ静かな場所を見つけて話しましょう
・プライバシーを尊重し、相手の秘密を守りましょう
・沈黙を受け入れるようにしましょう
・話を聞いていることが相手に伝わるように、うなづいたり、相づちを打つようにしましょう

◇しないほうがよいこと
・無理に話をさせてはなりません
・相手の話をさえぎったり、急がせてはなりません
・相手の考え方や行動を、一方的に否定する言葉で話してはなりません
・相手の問題を全部解決しなければならないかのように考えたり、行動してはなりません

国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所「不安を抱えている方とのコミュニケーション」引用

問い合わせ先：市民生活課　健康推進室
【電話】0974-22-1007