〔Let’s go to Kisaichi Botanical Garden〕
■いろんな植物くらべてみよう
くらべてみると楽しい、いろいろな植物の紹介をします。
写真を見たり実際に観察して、違いを見つけてみませんか。
▼今月のテーマ まつぼっくり
○なにが違う?よく見てみよう!
まつぼっくりは、マツ科マツ属の植物がつける球果のことで、まつかさとも呼ばれるよ。世界に100種があり、日本には7種が自生しているんだ。成熟すると、大きく開いて中の種子が落ちるよ。
(1)ダイオウショウ
北アメリカ東南部原産。球果は15~25cmの大きさになり、葉は40cm以上でマツ属最大級の長さ。
(2)スラッシュマツ
北アメリカ東南部原産。球果の大きさは10~15cm。鱗片は茶色く光沢があり、先端にやや鋭いとげを持つ。
(3)テーダマツ
北アメリカ東南部原産。球果の大きさは8~15cmで卵状円筒形。鱗片の先端には鋭いとげを持つ。
(4)ストローブマツ
北アメリカ北東部原産。球果の長さは8cm~20cmで細長い。雪をかぶったように松ヤニがつくことが多く、クリスマスの飾りに使われることも多い。
(5)アカマツ
マツタケの生えるマツで、日本のほか朝鮮半島や中国東北部でも自生。樹皮は赤褐色。庭木や盆栽として用いられ、クロマツよりも内陸部、低温地帯で栽培可能。
(6)クロマツ
幹が黒いことによる。青森県から鹿児島県に分布。庭木や盆栽として鑑賞されるほか、防風林や海岸砂防林として植えられる。
○調べてみよう!
水につけると笠を閉じ、乾かすと再び開く。まつぼっくりは、一般的に風に乗せて種を飛ばすため、種子に翼のような部分がある。地面に落ちたまつぼっくりに種が残っていることがあるよ。
■イベント情報
11/16(土)・17(日) 関西文化の日(入園料無料)
詳細は当園ホームページをご覧ください。
大阪公立大学附属植物園(愛称:きさいち植物園)
【電話】891-2059
交野市私市2000(私市駅徒歩6分)
HP【URL】https://www.omu.ac.jp/bg/
開園時間:9:30~16:30(入園は16:00まで)
休園日:月曜日(祝休日の場合は開園)
入園料:大人350円/大阪府在住で65歳以上の方150円(住所と年齢が分かる公的証明書提示が必要)中学生以下無料
駐車料:普通車500円/マイクロ1,000円
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