Close Up!(1) 令和4年度 決算を報告します(1)

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市政は、皆さんからの税金をもとに運営されています。この税金がどのように使われているかを知っていただくために、令和4年度の決算や令和5年度上半期(令和5年9月30日現在)の予算執行状況などをお知らせします。

■一般会計の決算概況

(※1)翌年度へ繰り越すべき財源…翌年度に繰り越した事業に使うことになる財源。令和4年度から5年度には「小・中学校施設機能更新費」などで繰り越しがありました。
(※2)実質収支額…歳入総額から歳出総額を差し引いて、さらに翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いたもので、市の実質的な収支の状況を示しています。

・実質収支額が5633万円で八尾市は黒字なんだね。

◆歳入
1237億8007万円

市民一人あたりの市税負担額：153,200円

◆歳出
1234億5921万円

市民一人あたりのために使われた額：472,667円

■歳入と歳出の特徴
歳入は、市税では新型コロナウイルス感染症の軽減措置などがなくなり、個人市民税、法人市民税、固定資産税がすべて増収し、地方交付税、がんばれ八尾応援寄附金も増収となった一方で、子育て世帯臨時特別給付金給付事業費補助金がなくなるなどの影響により国庫支出金は減収となりました。
歳出は、新型コロナウイルス感染症にかかるまん延防止のための高齢者施設などにおける検査費用や入院およびPCR検査などの医療費公費助成で増加となりました。また、がんばれ八尾応援寄付金の増収に伴う歳入確保経費の増加などもあり、全体で前年度より増加となりました。

■歳出を1万円に置き換えると…
福祉や医療、子育て支援など：5,331円
環境保全や健康増進など：1,110円
庁舎管理・市税の賦課徴収など：887円
借入金の返済：838円
学校教育・社会教育など：782円
道路・公園などの整備：672円
消防・救急業務など：191円
その他(産業振興、市議会の運営費用など)：189円

・1万円で考えると分かりやすいね

■特別会計・企業会計〜決算と予算概況〜
(単位：万円)

特別会計：特定の事業を行う場合に一般会計と区別して運営しているもの
企業会計：民間企業のように利用料金などの収益で運営しているもの
収益的収支：公営企業の経営活動に伴い発生したすべての収入とそれに対応する支出
資本的収支：公営企業の将来の経営活動に備えて行う諸設備の建設改良などの支出とその財源となる収入

■財政の健全度(さまざまな指標から財政状況を分析)
各比率が「早期健全化基準」および「財政再生基準」を超えた場合、財政の健全化に必要な措置を講じることが義務付けられていますが、本市の令和4年度決算はいずれも基準を下回っています(赤字額がないものは「ー」で表示)。
(単位：%)

※標準財政規模…標準的な行政活動を行うために必要な一般財源(税や交付税など使い道が特定されていない収入)の規模