八尾市消防本部では、近年頻発する風水害の事故に対応し、市民の皆さんの生命、身体、財産を守るため、さまざまな訓練を実施しています。
■水難救助訓練
大阪府営久宝寺緑地プールで行った操船技術訓練では、船外機を積載した救命ボートによる操船訓練および要救助者の救出訓練を行いました。実災害訓練では大和川河川内で中洲に要救助者が取り残されている想定で、迅速かつ安全な救出方法について確認を行い、水難救助技術の向上を目的として訓練を行いました。
◆海・河川やプールでおぼれる事故を防ぐために
▽事故の特徴
海や河川では自然環境の特性を理解し、水難事故につながりやすい危険を事前に知っておくことが重要です。河原でのバーベキューや水遊び、降雨時の用水路の見回りなど、水に入らない場合も、無謀な行動や、危険な悪ふざけが水難事故につながります。また、水難事故は、子どもが関係することが多いのも特徴の一つです。
▽水辺での注意事項
・子どもと一緒に水遊びをする際は、子どもから目を離さず、保護者や大人が必ず付き添ってください。
・プールなど監視員がいる場合でも、油断せず子どもから目を離さないようにしてください。
・飲酒後や体調が悪いときには、遊泳をしないでください。
・気象状況に注意を払い、荒天時や天候不良が予測される場合は中止してください。
実災害を想定した訓練で、消防力を強化・維持しています!
■土砂災害救助訓練
台風や梅雨前線の大雨により、全国各地で土砂災害が多発しています。土砂災害が発生した場合を想定し、要救助者(ダミー人形)を土に埋め、土砂に巻き込まれた要救助者がいる想定で訓練を実施。現場での円滑な救助活動のため、消防隊員と救助隊員が協力して訓練を行いました。
◆土砂災害から身を守るために
▽土砂災害についてしっかりチェック
土砂災害が発生する恐れのある区域を調べるなど、「やお防災マップ」などを参考に土砂災害のことをよく知り、いざというときに適切な行動が取れるよう備えましょう。
▽土砂災害警戒情報に注意
土砂災害の危険度が高まった市区町村について、避難指示の判断や住民の自主避難の参考となるように、都道府県と気象庁が共同で発表する防災情報です。土砂災害警戒情報は、テレビ・ラジオや防災無線のほか、気象庁ホームページ、大阪府の土砂災害の防災情報ホームページなどでも確認できます。
・こんにちは、「はちぼう」です!
八尾市消防本部のマスコットキャラクター「はちぼう」は、八尾の「はち」と、消防の「ぼう」から名づけられました。
これからさまざまなイベントで活躍していきます!応援よろしくお願いします。
■クイズやおQの答え
「大和川と寝屋川流域(恩智川、楠根川、平野川、第二寝屋川)、東除川(ひがしよけがわ)」が対象河川です。なお、恩智川、楠根川、平野川、第二寝屋川については、内水氾濫(降った雨がスムーズに河川に排出できずに、水路や下水道施設から水があふれだすこと)による被害想定も含んでいます。
問合せ:消防本部予防課
【電話】992-2275【FAX】992-7722
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