■たたかないしつけ
たたかれていい子どもなんていないんだよ
◆「しつけ」と「体罰」はちがいます
▽「しつけ」とは
子どもをサポートして社会性を育む行為
▽「体罰」とは
子どもの身体に何らかの苦痛を引き起こし、または不快感を意図的にもたらす行為(罰)
※児童福祉法等の改正により、令和2年4月から体罰は法律で禁止されています
◆「体罰」が繰り返されると…
・親子関係の悪化
・精神的な問題の発生
・反社会的な行動(暴力・窃盗などの行為)の増加
・攻撃性の増加
また、頻繁に行われるほど、そのリスクはさらに高まると指摘する調査研究もあります。体罰は、脳の働きに修復不能なダメージをもたらすことが知られています。
◆たたかないしつけをするために
子どもとの関わりの中で、つい感情的になってしまうこともありますが、そんな時は自分の感情をコントロールする方法やストレスの解消につながりそうな工夫を試してみましょう。具体的には深呼吸をして気持ちを落ち着かせる、ゆっくり5秒数える、一度その場から離れる、窓を開けて風にあたるなど、気分転換を行うことが大切です。
また、子どもに対して否定的な感情が生じたときは、まず自分自身の気持ちに気づき、認めることが大切です。大人でも悩んだり、怒ったり、嫌なことがあって落ち込んだりすることがあります。子どものことが原因なのか、自分自身のことが関係しているのか振り返ってみると、気持ちが少し落ち着くことがあるかもしれません。
■子育てに困ったら迷わず相談してください
子育てを頑張るのは、とても大変なことです。子育ての大変さを保護者だけで抱えるのではなく、少しでも困ったことがあれば、子育て支援室までご相談ください。
■11月は児童虐待防止推進月間
児童虐待の相談対応件数は増加しており、子どもの命が失われる痛ましい事件が続いています。
この中には、保護者が「しつけ」と称して暴力・虐待を行い、死亡に至る等の重大な結果につながるものもあります。
子育て中の保護者が孤立しないようにサポートしていくことが大切であり、保護者だけで抱え込まないよう、周りの人の声掛けや支援をお願いします。
■育児教室・園庭開放情報はこちらから
※本紙二次元コード参照
問合せ:子育て支援室
【電話】99・8135
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