◆手話講習会の参加者に話を聞きました
▽手話講習会(初級)に参加している生徒さん…山本さん
現在看護の勉強をしているのですが、いろいろな人の看護をすることがあると思ったので手話を習い始めました。実は、少し前にテレビで放送していた耳が聞こえなくなった主人公を取り上げたドラマの影響もあります(笑)。
この講座は4月から始まって、現在4か月目なのですが、少しづつコミュニケーションがとれるようになってきたなという感じがします。後半の20回で、さらにコミュニケーション能力を向上させたいと思います。
話を習い始めて気づいたことは、視野が広がったことだと思います。電車通学をしている時に耳が聞こえない人が困っていることに気がつくことができ、手助けをすることができました。また、手話を必要としている人がいることが分かっただけでも自分自身の意識が変わったと思います。
これからも手話を習得するために頑張っていきたいです。
▽市職員手話講習会に参加した職員…宇野さん(建築住宅室)
今回の手話講習会は上司からの勧めで受けることになりました。
今まで市民への対応で手話が必要となったことはないですが、近いうちに耳の聞こえない人の対応をする予定となっていて、いいタイミングで講習が受けることができたと思います。手話通訳者の人を入れて対応する予定ですが自分自身も簡単な手話はできるようにしたいと思いました。
また、手話というのは手の動きだけと思っていましたが、表現の仕方がいろいろあることがわかりました。表情やスピード、ゆっくりと丁寧に手の動きや表情を変えることによって、伝わり方が違うことに気づきました。通常の窓口の対応をするときもそうですが、伝えようとする気持ちが大事なんだなと思います。
◆あなたも参加してみませんか手話講習会
~手話で広がるコミュニケーション~「手で話そう」きこえないってどんなこと?
きこえない人や手話について理解を深め、簡単な手話を学びませんか。
日時:12月17日(日)午後2時~4時
対象:市内在住または在勤(学)で初めて手話を学ぶ人
場所:和泉シティプラザ 4階学習室5A・5B
内容:聴覚障がい・手話言語の理解、簡単な手話の紹介
定員:20人(先着順)
申込:住所、氏名、年齢、電話番号、手話通訳・要約筆記の必要の有無を記入のうえ、11月6日(月)から定員に達するまで、【FAX】44・0111、電話、市ホームページの問い合わせフォームで受け付けまたは直接
問合せ:障がい福祉課
【電話】99・8133
◆簡単な手話をやってみよう
▽ありがとう
手の甲に他方の手を垂直にのせて、そのまま手を上にあげます。
「ありがとう」という気持ちを込めた表情も加えます。
▽こんにちは
人差し指と中指の2本をそろえて額の中央にあて、頭を下げます。
▽よろしくお願いします
鼻の前でにぎりこぶしをつくり、前に出しながら手を開き、頭を下げます。
▽おつかれさま
にぎりこぶしで、他方の手首のあたりを2度軽く叩きます。「おつかれさま」という気持ちをこめた表情も加えます。※軽くトントン
■市では、誰もが不安なくコミュニケーションを図ることができ、すべての人がお互いに尊重しあい、支えあいながらともに生きていける社会の実現をめざしています。皆さん一人ひとりがろう者(聴覚障がい者)や手話について理解することが、ろう者の安心した生活につながります。手話が完璧にできなくても、コミュニケーションをとろうとする気持ちが大切です。
市では、手話講習会や手話動画の配信を行っていますので、ろう者や手話について知るきっかけにしてもらえればと思います。講習会については、これからも本紙で受講生を随時募集しますので、参加してみてください。
問合せ:障がい福祉課
【電話】99・8133
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