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[特集]こどもたちの可能性は無限大(2)

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大阪府和泉市

■各学校の取り組みを紹介
ここでは、北池田中学校、郷荘中学校の生徒会サミット後の取り組みを紹介します。

◆北池田中学校
▽北池田中学校の取り組みと課題
(1)各委員会の活動する日数が少ない
(2)掃除をしない人がいる
(3)授業に集中できていない人がいる
(4)ルールの見直し

▽生徒会サミット後の活動
・生徒会サミットで人とのつながりが大事という意見があったことから、北池田中学校でも生徒会で行っているあいさつ運動を委員会と合同でできないかを検討
・月1回発行している生徒会新聞を委員会と合同で作成する
・各委員会の委員長と生徒会で話し合う場を作る
・放課後に勉強できる自習室を作る
・授業に集中できない人のために、グループワークを増やす
・あいまいになっているルールを考え直す(華美な髪形や自転車通学の禁止)

▽先生はどのように関わっていますか?
生徒から相談はありますが、基本的には生徒たちで企画書を作成してもらい、職員会議を通して決定しています。

◎こども議会 4年ぶりに開催
こども議会とは、各小学校の代表者が集まり、実際の議会のような形式で意見や提案を行います。
児童は自分たちの学校や地域の代表者として参加し自分たちの意見を発言します。
和泉市では4年ぶりに行われ、議場で発言した後、市長や教育長と意見交流を行いました。

◆郷荘中学校
▽郷荘中学校の取り組み
(1)月に1回、委員会通信を発行
(2)ボールで楽しく遊ぼう(運動不足の解消)
(3)ルールメイキング生徒会

▽サミット後の活動
・ルールメイキングは、生徒会、生徒の有志、NPO法人と協力し、学校のルールを整理
・先生と生徒の考えの違いを理解するため、先生と生徒の2種類のアンケートを作成
・ルールメイキングでは、頭髪、制服、アクセサリーの3分野に分かれ、グループで話しあいを行っている
・新しい制服のエンブレムマークを生徒の投票で決定
・郷荘中学校で行う地区のふれあい祭りへの出店
・委員会通信の作成のため、生徒会と各委員が月1回のペースで集まる

▽先生はどのように関わっていますか?
何かを決める時には、可能な限り生徒に任せています。また、校内の職員会議で大人の意見が分かれる場合も、生徒の意見を聞き一緒に考えています。
◎ルールメイキングでは、ルールを決めることだけではなく、立場や意見の違う人たちと対話をすることも大切にしています。

■こどもたちが意見を述べる機会を…
市では、「輝く子どもを育む教育のまち条例」で、「子どもが夢と希望を持って健やかに成長することを願い、子どもを温かく見守り、その人格を尊重することを基本とする」と定めています。
和泉市の小・中学校、義務教育学校では、様ざまな場面でこどもたちが意見を言ったり、他の人との対話や議論を通じて考えたりする機会をつくっています。
今回は、こどもたち自身が課題を見つけ、主体的に考え、行動する一例として、生徒会サミットの取り組みを紹介しました。今回紹介した2校だけではなく、どの学校も毎日の学校生活や色いろな行事でこどもが意見を表明する機会をつくるとともに、こどもの権利について理解を深める取り組みを進めています。
和泉市で育ったこどもたちが、社会の中で自分らしく生きることができるよう、これからも教育活動に取り組んでいきます。

問合せ:学校教育室
【電話】99・8159

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