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美の扉~和泉市久保惚記念美術館~

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大阪府和泉市

開館時間:午前10時〜午後5時(最終入館は午後4時30分)
※茶室は公開中止
休館日:月曜日(祝日の場合は開館し、翌平日休館)
入館料:一般600円、高校・大学生400円、中学生以下無料(常設展の入館料は別)
割引:団体(有料入館20人以上)、65歳以上(証明になるものを提示)、提携団体の会員証(会員含め5人まで)はいずれも2割引。各種障がい者手帳等提示の本人と介助者1人は無料

■美の扉を開こう!
特別陳列「源氏・応挙(おうきょ)・若冲(じゃくちゅう)-近世絵画と久保惣の名品-」
美術館が所蔵する所蔵品の中から、桃山時代から江戸時代に制作された近世絵画を取り上げ、当館を代表する名品とともに展示中です。
期間:6月16日(日)まで

◇おすすめ作品の紹介
今月号では、現在展示中の伊藤若冲(じゃくちゅう)筆「乗興舟(じょうきょうしゅう)」を紹介します。伊藤若冲(1716~1800)は、京都錦小路の青物問屋に生まれました。20代前半で父親のあとを継ぎ、家業を続けながら絵画制作を行いました。30代で相国寺(しょうこくじ)の和尚・大典顕常(だいてんけんじょう)と出会い、親交を深めたことが知られます。
明和4年(1767)春、若冲は大典和尚とともに淀川を下る舟に乗り、一日舟遊びを楽しみました。舟上で移りゆく風景を写生し、それをもと
に全長約11.5mに及ぶ長大な画巻(がかん)に仕上げたのが「乗興舟」です。画面の所どころに白くくっきり浮かぶ文字は、大典和尚が詠んだ詩です。
二人は朝、京都・伏見を出発し、夕方には大坂・八軒家(はちけんや)に到着したということが、画巻後半の落日の文字と終着点付近の天満橋が描かれていることで分かります。移り変わる景色が、墨色の濃淡のグラデーションを多用した柔らかな風合いで表現されています。
会場では、作品と合わせて、巻頭から巻末までの全場面をご覧いただけるパネルを設置しています。二人の舟旅を追体験するように、画面の右から左へと展開する時間の流れと、モノクロームの景色をお楽しみください。

◇館長のコレを見て!
6月30日(日)から、常設展「六十余州名所図会(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ)―広重と巡る日本の風景―」を行います。
歌川広重が日本各地の名所を描いた浮世絵版画を鑑賞しながら旅気分を味わってみませんか。

■6月の美術館イベント

申込方法の表示:(オ)往復はがき
申込時の記載必要事項:講座名、住所、氏名、年齢、電話番号
タイトルの前に(学)がついている講座等は、生涯学習サポート講座の対象です

問合せ:美術館
【電話】54・0001(〒594-1156、内田町三丁目6-12)

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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