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健康メモ

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大阪府堺市

◆尿検査について
尿は、腎臓で血液から不要な物質を濾過(ろか)して作られます。
通常は、不要な成分と水分が尿を通じて体外に排泄されますが、さまざまな原因でそれ以外のものが尿中に排出されます。
尿検査ではこれらの異常をチェックします。
尿検査の代表的な項目には尿蛋白(たんぱく)、尿潜血(せんけつ)、尿糖および尿沈渣(ちんさ)などがあります。

尿蛋白:腎機能が低下すると体にとって必要な蛋白が腎臓から漏れ出てきます。
尿潜血:尿路結石、膀胱(ぼうこう)炎、腎炎などで陽性となります。
尿糖:血液中の糖濃度がある値(おおよそで160~180mg/dL)を超えると再吸収しきれなくなり尿中に糖が漏れ出てきます。
尿沈渣:尿中に存在する物質の凝集が尿沈渣です。さまざまな物質があり、その種類によってどのような疾患に由来する物であるかを判断します。

尿検査は低侵襲で簡便である反面、過労や過度の運動など体調の影響を受けやすい検査でもあります。また自覚症状がなくとも、腎臓病や腎臓の障害などの場合もあります。尿潜血などが繰り返し陽性の場合や、健診などで「要精密検査」と判定された場合は、自己判断せずに泌尿器科やかかりつけ医を受診し、病気が隠れていないか調べることをおすすめします。

◎過去の掲載分は堺市医師会ホームページ(QRコード)参照
※QRコードは広報紙P10をご覧ください。

堺市医師会

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